『怪盗セイントテール・外伝(嘘) 学園探偵大ピンチ!』 「ついにやったわ…!」  小さな声でそうつぶやくと、高宮リナはガッツポーズを決めた。 「とうとう正体を見たわよ。やっぱりセイントテールはアナタだったのね、羽丘さん」  リナは薄笑いを浮かべた。  勝利の笑みだった。 「フフッ。週明けの学校が楽しみだわ…♪」  怪盗セイントテールの正体は、同じクラスの羽丘芽美に違いない。  リナがそう確信したのは、だいぶ前のことだ。  しかし、肝心の証拠が無かった。  証拠が無いばっかりに、どれだけ悔しい思いをしたか分からない。  だが、それも今日で終わりだ。  そのために、この数ヶ月、芽美を執拗につけまわして見張りつづけていたのだ。  もちろん、芽美のほうでも警戒し、そう簡単に正体を現してはくれなかったが、それで も長いことまかれたり逃げられたりしているうちに、少しづつ行動パターンが読めてきて いた。  そして今日。  リナはついに、セイントテールの正体を写真に収めることに成功したのである。 「さ〜て、どうしてあげようかしらね?」  クスクスッと笑うリナ。 「廊下に大きく張りだそうかしら、それとも、みんなの前で写真を突きつけて追求してみ ようかしら?」  あるいは──。  リナはふと考えた。  この写真をネタにして、今までの恨みをこめて芽美をしばらくいぢめてやるのもいいか もしれない。 「あ〜っ、楽しみだわ♪」  今日が金曜で、明日・明後日と学校が休みなのが残念だが、まあいいだろう。  そのあいだ、じっくり考えるのも楽しそうだ。 「見てなさいよ、羽丘芽美…。フフフッ…」  リナは妖しい妄想に夢中になっていた。  いわゆる白日夢というヤツだ。(いや、厳密には今は夜なのだが…)  そして夢中になるあまり、いつの間にか、深森聖良が背後に立っていることに気づいて いなかった。 「高宮さん」 「え?」  驚いて振り向いたリナの顔めがけて、聖良がいきなり香水を吹きつけた。 「きゃっ!」 「深森家秘伝の香水ですわ」 「香水? な、なに…よ…そ……れ………?」  目の前の聖良の顔がぐにゃぐにゃ〜っと歪み、リナの意識がフッ…と闇に消えた。        *       *  目を覚ますと、リナは下着姿だった。  しかも、ご丁寧に後ろ手に縛られてもいる。 「なっ…なによこれーっ!?」  リナは叫んだ。 「見てのとおりですわ。高宮さん」 「み…深森聖良!」 「はい♪」  ニッコリ、と聖良は微笑んだ。 「どこなのよ? ココは?」 「学校の礼拝堂ですわ」 「アタシを……どうするつもり?」  心臓をドキドキさせながらリナは訊いた。  冷や汗がツツツ〜ッと額を流れる。 「それはもちろん、芽美ちゃんの秘密を守っていただくために決まってますわ」  聖良は再びニッコリと微笑んだ。 「やっぱりーっ!!」  リナも再び大声で叫んだ。 「前々から怪しいと思ってたけど、やっぱりそうだったのね! アナタたちグルだったの ね!」 「まあ。そんな人聞きの悪い」  聖良は口に手を当ててくすくすと笑う。 「私は芽美ちゃんを守ってあげたいだけですわ」 「なっ……なにしたって無駄よ!」  リナはキッと聖良の顔をにらみつけた。 「た…例え写真が無くたって、アタシはセイントテールの正体をはっきり見たんだからね。 脅されたって絶対に暴いてやるわよ!」 「ええ。もちろん分かってます」  涼しい顔で聖良は言う。 「高宮さんは脅しになんか屈しない人ですものね。ですから、考えそのものを改めていた だきますわ」  聖良はそう言いながら、リナのフロントホックのブラに手をかけた。 「ちょっ、ちょっと! なにする気よ!?」 「ふふふっ♪」  答える代わりに、聖良はブラをプチンと外した。  小さな白い胸が露わになる。  同級生の女の子たちに比べると、飛び抜けて背の高いリナだが、胸のほうはそれほどで もない。  スレンダーなだけ、むしろ小ぶりかもしれない。 「きゃああああーっ!!」  リナは顔を真っ赤に染めた。 「なっ、なっ、なっ、なにすんのよーっ!?」 「愛の心を教えてさしあげます♪」  聖良は笑みを浮かべたまま、リナの控えめに膨らんだ胸を手のひらでスッポリと包みこ むと、むにゅむにゅと揉みしだきはじめた。 「なにすんのよ! やめてよ!」 「感じます?」 「バカ言わないで!!」  リナは、がうがうっと牙をむいた。 「そうですか。じゃあ、こんなのはいかがです?」  そう言うと聖良は、爪の先で軽く引っ掻くようにして乳頭をくすぐった。 「くふっ…!」  ビクンッ、とリナの背中が跳ねた。  熱い汗がじわじわっ…と噴き出してくる。 「やっ…やだっ…」 「今度はいいみたいですね」  聖良は嬉しそうに言うと、リナの胸への愛撫をさらにつづけた。  じっとりと汗に濡れた乳頭や乳輪をくすぐり、固みを帯びてきた乳首をクリクリと転が す。 「あ…あう……あっ…くっ…はあ………はああっ!」  全身を汗まみれにして身悶えするリナ。  乳頭を掻かれるたびに、感電したような刺激を受けて体がピクピクと震えてしまう。 「ひっ! いっ、いやあっ!」  リナは思わず大きな声をあげた。 「いかがです?」 「くっ…。こ…このくらいなによ!」  目に涙を浮かべつつも、リナは強がってみせた。 「まあ。ウソはいけませんわよ、高宮さん」  聖良は乳首をキュッと摘みあげた。 「あうっ☆」 「うふふっ。ほらやっぱり」  くすくすっと笑いながら、聖良は乳首をツンツンッと引っぱって責めたてる。 「うああっ! あっ…く…!」 「ピンク色でとってもきれいですわ」  そう言うなり、聖良は乳首に口をつけた。 「ひあああっっ!!」  悲鳴と同時に、リナは背中を大きくのけ反らせた。  聖良はその体を両手で抑えこむと、乳首にねっとりと舌を絡みつかせてしゃぶり、口を すぼめてチュウチュウと吸いたてる。 「んっ…く………あっ…ふ……くうぅっ…!」  ジ〜ンと広がる熱い快感に、リナは歯を食いしばって懸命に耐えようとした。  しかし、尖りかけている乳首は思っていた以上に敏感になっていた。  ぬめぬめと動く舌に愛撫され、リナの乳首はたちまちのうちにピンピンに尖りきってし まう。 「やっ…やめ…っ………あっああうぅっ!」 「高宮さんたら、胸がこんなになってしまって♪」 「くっ」  リナは顔をそむけた。  まるで自分を見透かすかのような聖良の目を見るのが怖かったし、何よりも、イヤらし く尖りきった自分自身の乳首など見たくはなかった。  それは、リナにとっては、わずかに残ったプライドと言えるだろう。  だが、今やそれも打ち砕かれようとしていた。 「それじゃあ、こちらも脱がせて差しあげますわね」  聖良がニコニコと笑いながら、リナのショーツに手をかけた。 「そっ…それはダメーーーッ!!」  リナは叫んだ。  叫びながら脚をじたばたさせて抵抗する。  が、しょせんは無駄な抵抗だった。  アッと言う間にショーツを脱がされ、スッポンポンの丸裸にされてしまった。 「いやあーっっ!」  今度こそ、リナは泣きそうになった。  いかに高飛車で気の強い性格のリナとは言え、後ろ手に縛られたうえに、こんな恥ずか しい姿にされては強気でいられるワケはない。 「お願いだから見ないでぇぇっ!」 「大丈夫ですわ。私もちゃんと服を脱ぎますから」  聖良がすっとぼけたことを言う。 「そっ、そういう問題じゃないわよーっ!」  涙目でリナはわめいた。  しかし、聖良はそんなことおかまいなしだった。 「さあ。これでおあいこですわ」  服を脱ぎ捨てると、聖良はうふっと笑った。  それから、リナの前に腰を下ろして、おもむろに秘所に手を伸ばしてきた。 「やっ! そこは──!」  リナは慌てて身をよじろうとした。  だが、それよりも早く、聖良の指がクリトリスを捕らえてしまった。 「くうぅぅっ☆」 「どうやら高宮さんは、ココが敏感みたいですわね」  ぷっくりと膨らんだクリトリスを弄びながら、聖良が言った。 「ひいっ! そ…そこはダメェーッッ!!」  リナはカン高い声で叫んだ。  聖良の言うとおり、リナの『そこ』は体の中でも特に敏感なポイントなのだ。 「あっ、あうぅっ!」 「いい感じみたいですね。ふふっ♪」  クリトリスを摘んだ聖良の指がクリクリと動き、充血した突起を転がしたり引っぱった りして責めたてる。 「ああっ…あっ……ひっ…は…はぁあっ…」  全身を真っ赤に染め、毛穴という毛穴から滝のように汗を流して、リナは悶えた。  快感で体中がガタガタになりそうだった。 「お……お願いだから……」  ヒィヒィと啼きながらリナは言った。 「…も……触ら…ないでぇ……」 「あら。触られるのは嫌いですか?」 「もう…やめてぇ…」 「そうですか…。それじゃあ代わりに──」  聖良は体をかがみ込ませると、いきなりクリトリスを口に含んだ。 「きゃああっ!」  リナは驚いて叫んだ。  何しろ、指で触れたことはあっても、舐めたことなど無い場所なのだ。  頭の中はパニック寸前だった。 「いやああっ! やめてやめてえーっ!」 「うふふふふっ…」  聖良の唇がくちゅくちゅと動きはじめた。  クリトリスを包みこみ、それから強く吸い上げる。 「ひっ、ひいいいぃーーっ!!」  甘い快感が電撃のように体を駆け抜け、リナは思わず悲鳴をあげる。 「あっ…ひっ…いやあっ! いやああーっ!」  リナは泣きながら聖良から逃げようとした。  だが、聖良は暖かな舌をクリトリスにヌルリと絡みつかせてねぶり、さらには、指で挟 んで根本からシコシコとしごき上げる。 「うああっ、あっ、あっ、ひ…いっ…!」  もっとも敏感な部分を集中的に刺激され、リナは気が遠くなりかけた。  今にも体が溶けてしまいそうだった。 「……お…おねが……やめ…」  その瞬間、聖良がクリトリスを軽く噛んだ。 「くああーーーっ!!」  痛みと同時に強烈な快感が走り、リナはたちまち絶頂に達してしまった。 「ふ…ふあっ……。あはぁっ…」 「今の高宮さん、とっても可愛いですわ。芽美ちゃんと同じくらいに」  そう言うと聖良は、両手をリナの頬に添えて口づけをして、そのまま唇を喉元から胸へ と滑らせていき、汗に濡れた乳首をパクリと口に含んだ。 「あっ…はああっ!」  リナの全身がブルブルッと震えた。 「もうダメ! もう許して!」 「あら。まだまだこれからですわよ♪」  聖良はニッコリ笑うと、再び乳首に吸いついた。  片方の乳首をちゅくちゅくと吸いながら、もう片方の乳首を指でこねくりまわして愛撫 する。  さらに、空いている手を使って、リナのクリトリスもいじくりはじめた。 「そ…そんな…。くうぅっ! ああうっ……こっ…これ以上は…もう……ひあっ、ああっ、 ひいぃぃっ!」  敏感な三ヶ所を同時に責められて、リナは頭を左右に激しく振りながらあられもない声 で叫び、汗にまみれた体をクネクネと悶えさせる。 「もうっ……ダメぇぇっ…!!」  リナはまたもや絶頂に達してしまった。  だが、これで終わりではなかった。 「高宮さん。まだまだ、ですわよ。うふふっ♪」  そう言って、聖良が微笑んだ。  悪魔の微笑みだった。 「ひっ…」  リナの顔から血の気が引いた。 「ダメよ…。お願いだから…もう……」 「さあ、今度は道具も使ってみましょうか♪」 「いやあああーーーっっ!!」  礼拝堂に、リナの悲鳴が響き渡った。        *       *  その後──。  深夜の礼拝堂から女の泣き声が聞こえる…という噂が立ったとか立たなかったとか。                                     END