『炸裂GAL☆リンス 第4話(後)』  気がつくと、窓の外が明るかった。  つまり、朝──。 「……あたし…生きてる………」  おそるおそる隣を見ると、フェーナがノンキな顔でスピスピ寝てる。  退治したあの魔物がフェーナにとり憑いてるなんて、思ってもいなかった。  夕べは、魔物と融合したフェーナに、気絶するほど責められて………途中からは記憶が まったくないんだけど、よく生きてたもんだわ…。  我ながら、ちょっと感心。  これも、普段から体を鍛えてるおかげと言えるわね。 「まだ、魔物が憑いてるのかしら?」  あたしは、フェーナの顔を、じぃ〜っと見つめた。 「…………………………」  だめ。わかンない。  だいたい、あたしは戦士であって、魔法とかに関しては、ぜんぜんペケだもん。 「とにかく今は、逃げたほうが……」  あたしは、フェーナを起こさないよう注意しながら、ベッドからでようと──、  ガックン☆  どべっ! 「ぐぎゃおっ!」  こっ、腰が立たない……。 「……うぐぐ……負っけるもんかあ……」  やっとの思いで立ちあがると、あたしは服を手に取り、それから腰の痛みをガマンしな がら、こっそりと着がえをはじめた。  そのときだった。 「リンスお姉様ぁ。もう、起きてらっしゃいますの?」  と、鈴のような声。 「え…?」  顔からスゥ〜ッと血のケが引いていくのが、自分でもわかる。 「………フェーナ……起きた…の……?」  頬をヒクヒクとケイレンさせながら、あたしは後ろを振りむいた。 「お早うございます。リンスお姉様♪」  フェーナはあたしの顔を見て、ニッコリと微笑んだ。 「ぎょええ〜〜っ!!」  あたしは盛大に悲鳴をあげると、思わず壁ぎわまでブッ飛んだ。  が、しかし、フェーナは、 「まっ。お姉様ったら、いったいどうなさいましたの?」  と、キョトンとしている。  どうやら、昼間のフェーナは普通の状態みたい。  だけど、夜になったら、きっとまた化けるにちがいないわ。  今度、あの魔物のフェーナに襲われたら、いくらあたしが丈夫だって言っても、さすが に体力が尽きはてて死んでしまうわよ!  こうなったら、どっかの神殿で、憑いてる魔物を払ってもらわなくっちゃ…。 「フェーナ!」  あたしはフェーナの手を、ギュッ、と強くにぎった。 「まあ。こんな朝早くから大胆ですのね。うふふふ♪」 「ちがあぁ〜〜うっっ!!」 「私、いつでも、お相手いたしますわ」 「ちがうってのにィ〜〜〜っっっ!」  あたしは、わめきながらフェーナをベッドから引きずりだすと、怒涛の勢いで宿を飛び だした。             *           * 「リンスお姉様ったら、そんなに急いで、どこへいくんですの?」 「黙ってあたしについてきなさいッ!」 「はい。お姉様のゆく所でしたら、私、どこまでもついていきますわ。うふふ♪」 「だああ〜っ! そーゆー意味じゃなぁ〜いっ!」  ボケをかましつづけるフェーナの手を引いて、あたしはマリスの街にあるエリスタル教 の神殿に駆けこんだ。  エリスタル神は古い時代の女神で、この教団は古代魔法や呪術に精通してるの。  ただ、ここって団員はすべて女性で、オマケに自由性愛主義(つまり何でもアリ)だか らフェーナの何十倍もアブなさそうな感じなのよね…。  だからホントは近づきたくなかったんだケド、この地域には古代魔法系の神殿ってここ しかないんだもん。  で──。  神殿に飛びこんだあたしは、皇帝直臣としての特権ですぐに大神官のマディア師に面会 して、フェーナの魔物払いを依頼した。 「わかりました。それでは、こちらへどうぞ」  と、案内されたのは、いかにも儀式っぽい感じの小部屋。  部屋中に色々な品物が飾ってあるけど、あたしには、よくわかんない。  不思議なかおりのお香も焚いてある。 「フェーナ殿は、ここにお立ちください。そうです。そのまま──」 「まあ。いったい、なんですの?」 「そのままでいてください」 「リンスお姉様? どうして私が、縛られたりしますの?」 「いーから、そのままにしてなさい」 「…はぁい……」  フェーナはあたしの言う通り、静かにしたまま、鎖で柱につながれていく。  こーゆートコは、素直なのよね。 「さて、リンス殿」  フェーナを鎖で柱につなぐと、マデイア師は、あたしの顔を見た。 「はい」 「着ている物を、お脱ぎください」 「はい………えええっっ!?」  思わず硬直してしまう、あたし。 「魔物をフェーナ殿の中から引っぱりだすには、それが必要なのです」 「は、はあ……。でもぉ………」 「さあ、お早く。グズグズしていると、夜になってしまいますよ」  ううっ。それは……マズイ。  夜になったら、またフェーナが化けてしまうわ。 「は、はい」  しかたなく、あたしは服を脱ぐ。 「脱いだら、柱の前に立ってください」 「ここに…ですか?」  マディア師に言われて、あたしはしぶしぶながら、フェーナの前に立った。 「まあっ。おきれいですわ、お姉様」  フェーナが歓声をあげた。 「喜ぶんじゃないっ!」 「まっ。だって、本当に素敵ですわよ」 「あのね……」  もう、メげそう。  いーわよ。いーわよ。  ここまできたら、もう、なんだってやってやるわよ!  魔物フェーナに弄ばれるのに比べたら、たいしたことないわよ!(ヤケ) 「これでいいんで………キャッ!」  とつぜん、マディア師が後ろから抱きついてきた。 「な、な、なにを!?」 「暴れてはいけません。リンス殿」  マディア師は静かな声で言うと、あたしの胸やお腹に香油を塗りはじめた。 「これは、女神エリスタルより授けられた秘油なのです」 「やっ、やめ……あゥんっ!」  マディア師の細くて長い指が、あたしの肌のヌルヌルと上を動きまわり、全身に香油を 塗りたくる。  撫でるように、くすぐるように……。  素肌を巧みに刺激する。 「んくっ! だめ……」  反射的にマディア師の手を払おうとしたんだけど、体に力が入らない。  全身がピリピリとしてきちゃう。 「……やだ………熱い……」  なんだか息が熱くなってくる……。 「そう。感じていいのですよ、リンス殿。さあ、もっと感じてください」  そう言いながらマディア師は、油まみれのあたしの体を撫でまわす。  ヌルヌルになった乳房をグニュグニュとこねまわし、おヘソのまわりやノドもとにも指 を滑らせる。  ぬちゃ…ぬちゃ…ぬちゃ…。  手が動くたびに、イヤラシイ音がする。 「……そん…な………ヒィッ☆」  乳首を根元から、キュッキュッ、としごかれると、体中がゾクゾクッとして、あたしは 思わずのけ反ってしまった。 「い、いや……。あっ…ハア……」 「リンス殿。これからですよ」  そう言うとマディア師は、さらに油をとろとろ流して、あたしの全身をヌトヌト・ギト ギトにしてしまう。  そして、ぬめぬめ光る肌を指先で刺激しながら、ふたたび、愛撫しはじめる。 「ダメぇ〜〜っ! そ、そこは!」  いきなり、マディア師の指が、股のあいだにもぐり込んできた。  とっさに腿を閉じようとしたけど、肌が油でぬるぬるの状態だから、簡単に指が入って きてしまう。  細い指が、あたしの中でぐちゅぐちゅと巧みに動いて、快感を刺激する。 「……ヒッ…アッ………だめぇ……」  力が……抜けちゃう……。  前言撤回。  やっぱり、こんな神殿になんか来るんじゃなかった。……と後悔しても、もう手遅れな のよね。(ぐすん…) 「あっ、あっ、ああんっっ!!」  感じやすい乳首とクリトリスを同時に責められて、あたしはその場に、ヘナヘナと体を 崩してしまった。 「お姉様ぁ。リンスお姉様ぁ〜〜っ」  フェーナは、マディア師に愛撫されるあたしを見て、さっきから大騒ぎ。  鎖をガチャガチャさせて、大暴れしてるけど、もちろんフェーナの力では、どうやった ところではずれるワケはない。 「いやです〜〜っ! お姉様、私も混ぜてくださぁい!」  この期におよんで、それでもボケをかますあたりが、じつにフェーナだわ。 「フェーナ殿、混ざりたかったら、こちらへいらっしゃい。ふふふっ」  何を考えてるのか、マディア師はフェーナに誘いをかける。 「ちょっ…な…何を…!」 「やぁ〜〜〜〜〜〜〜〜んっっっ!!」  ドドド〜〜ン☆☆  フェーナの全身から、すごいエナジーが放出された。  そして、 「…グフフフフ…お姉様……」 「ひええっ! ば、化けたァァーっっ!!」  魔物状態に変身したフェーナは、鎖を一瞬で引きちぎると、ゆっくり歩きだした。 「ぎょええっっ! こ、こないでぇっ!」  昨夜の『地獄』を思いだして、あたしはパニクってしまう。  なのにマディア師は、へーぜんとして、あたしの体を愛撫しつづける。  すっかり固くなった乳首を指先でクリクリと転がしたり、首や肩をペロペロと舐めたり して、弱い部分を巧みに責めてくるの。 「うあっ☆ あひっ! だ、だめぇ〜〜」  逃げたくても、もう体がガタガタで身をよじるのがやっと。 「…グフフ……お姉様…グフグフ……」  ほとんど動けないあたしに、魔物フェーナが襲いかかってきた。 「ヒイイッ! マ、マディアさん。は、早く助けてぇぇっっ!!」 「もう少しです。ガマンしてください」 「そ、そんな……うああっっっ!」  フェーナは、あたしの乳房を根元から強くつかむと、口を大きく開けて、ジュルジュル としゃぶりついてきた。 「イヤぁっ! す、吸わないでぇ! あひいいいっっ!」  気が遠くなりそうな快感に、あたしは思わず悲鳴をあげる。 「…グフフ……グフ…お姉様………」  フェーナは、あたしの全身を完全におさえ込むと、舌をベロベロと伸ばして、顔や胸を ベチャベチャと舐めまわす。  そしてさらに、股間から伸びてきた触手が、あたしの中に侵入を開始した。 「ウッ……うぐぅっっ!!」 「…グフフフ……グフ…グフ…」  あたしの体を抱きしめながら、フェーナは固いモノを、ズン、ズン、と体の芯まで突き あげてくる。 「うあっ! アッ! ひいぃーっっ!!」  前からは魔物のフェーナに、そして、後ろからはマディア師に責められての怒涛の3P 状態に、あたしはもう失神寸前。  ああ〜〜んっ!!  正義と人情に生きるあたしが、どうしてこんなメにあわなきゃいけないのよォ?  神様ってば、ボケてんじゃないの!? 「……あっ…あうっ……も…う……………」  あたし、もうダメ。  頭の中が真っ白になりそう。 「今です! リンス殿!」  とつぜん、マディア師が呪文を唱えた。  それと同時に、部屋中にものすごい電撃がとび散った。 「ギャン☆」  フェーナは、悲鳴をあげてブッ飛んだ。  ついでにあたしも、ブッ飛んだ。 「成功しました」  マディア師は、微笑みながら言った。 「魔物は払われましたよ、リンス殿。……どうなされました? リンス殿?」 「………ダメ……………」  あたしは死にそうな声で言った。 「…も…もう……立て……な…い…………」  バッタリ──。             *           *  それから1週間のあいだ、あたしは足腰が立たず、神殿で寝たきりの生活をおくるハメ になってしまった。  しかしっ!  それだけなら、まだいいわよ。  なんと、おそろしいことに、フェーナがあたしの世話をしてるのだ。  あああ…。  できることなら、鳥になって、あの窓から逃げだしたいわ。  しくしくしく……。 「お姉様♪ リンスお姉様♪」  満面、喜々とした表情で、フェーナが部屋に入ってきた。 「湯あみのお時間ですわよ」 「いっ、いいっ! 遠慮するわ!」 「まっ。いけませんわ、お姉様。清潔になさらなくては」 「やっ……やめてぇっ! 触らないで、脱がさないでぇっっ! ぎゃーっ!」 「まあ。お姉様ったら。そんなに、ご遠慮なさらないでくださいませ」 「ちっ、ちが〜うっ! そんなんじゃ──」 「私が体の隅々まで、ていねいに洗ってさしあげますわね。うふふふふ♪」 「ひっ、ひええええええっっ!! だ、誰か助けてえぇぇぇぇぇーーーっっっ!!」                                     END