『TWINKLE☆STAR PATROL ACT3』 「捜査課のリーファです。よろしく」  そう言って穏やかな微笑みを浮かべると、リーファ刑事は、ミックたちの対面のソファ に腰を降ろした。 「あ…。よ、よろしく……」  ミックは思わず顔を赤らめる。  それほど、リーファは綺麗だった。  ショートカットの髪や、つぶらな瞳は見事なまでの漆黒。  それとは対照的に、ノースリーブのチャイナ系スーツからむき出しの腕は、肌が白くて キメがこまかくて陶磁器のようにスベスベしている。  ──わっ♪ 寝てみたいっ♪  ミックはいきなり、『そんなこと』を考えていた。(あのな…)  さらにシャリィにいたっては、考える以前に、ぽぉ〜〜っと見とれていたりする。 「ちょっと! ふたりとも!」  真ん中に座っているアーヤに、どつかれてしまうふたりであった。  困ったものである。  惑星国家ホルスト。  銀河辺境に位置するこの星は、1年前に独立したばかりの新興国家だ。  当然、行政機構も充分に確立されているとは言いがたく、警察力などもはっきり言って ハンパな状態であり、そのため、密輸業者や海賊と言ったような連中にとっては、格好の 活動拠点となっていた。  そして今、星間貿易監察局では、あるひとつの情報を得ていた。  それは、独立1周年記念式典のドサクサにまぎれて、大規模な密輸の取り引きが行なわ れるらしい…との内容だった。  ミックたちが、この星の首都エレアの警察を訪ねたのは、それを阻止し、関係者を摘発 するためである。  が、しかし──。  ただでさえ、組織が弱体なエレア警察は、式典の準備もあって、今やその混乱ぶりは頂 点をきわめようとしていた。  せまい署内は走りまわる人間で闘牛場と化し、電話の呼び出し音と怒声がサラウンドで 響きわたり、まるで、年末進行の真っ最中にマンガ家が原稿を落として逃げたことを知ら された雑誌編集部のような騒ぎだった。  はっきり言って、『お手上げ』の状態なのである。  けっきょく、エレア警察が事件の担当に付けてくれたのは、新米刑事のリーファひとり だけだった。  困ったものである。             *           *  ひととおり打ち合せを終えると、4人は外へ出た。  取りあえず2組に分かれて、情報を集めにいくことになったのだ。 「はいはいはいはいは〜いっ!」  ミックは勢いこんで手を挙げた。 「あたしあたしっ、リーファと一緒に…!」 「ダメよ。却下!」  アーヤがアッサリと拒否権を発動する。 「えーっ! なんでよォ?」 「そんなことしたら、アンタ、明日の朝まで帰ってこないでしょ!」 「うっ…☆」  図星であった。  かくして、ミックの野望は一撃のもとに打ち砕かれ、宇宙にはふたたび平和が戻ったの である。(違うって)  そんなワケで、リーファとはシャリィが組むことになった。 「いいなー。あたしもリーファと行きたかったなー……。ぐっすん…」  指をくわえて、シャリィとリーファの車を見送るミックであった。  困ったものである。             *           * 「ねえ、シャリィ。ちょっと、ホテルで休んでいかない?」  ハンドルを握りながら、リーファがいきなり、すごいことを言った。  情報を集めた帰りのことである。 「え…えっ!? で…でもぉ……まっすぐ帰らないとぉ……」  シャリィは、うろたえた。  もちろん、美人なリーファのお誘いはとっても嬉しい。  が、いくらお茶とお菓子が好きで、女の子とHするのが大好きなシャリィだって、勤務 中にはいちおう真面目なのである。(いちおう?)  だが、 「いいでしょ。つき合ってよ」  と、なかば強引に、リーファに安ホテルへ連れこまれてしまった。 「あのぉ…。リ…リーファさん。わたしぃ…」 「あなただって、好きなんでしょ」  言うなりリーファは、シャリィに霧状の香水を吹きつけた。  と、同時に、シャリィの全身からヘナヘナと力が抜けて、そのまま、ベッドに倒れこん でしまう。 「……あ…あれれ………?」 「フフッ。ただのコロンよ。ちょっと気持ちよくなるけど…ネ」 「やあ…っ……ん……」  フカフカのベッドの上で、シャリィは手足をパタパタさせてもがいた。  そのシャリィにのしかかると、リーファはじつに慣れた手つきで、パパパパッ、と服を 脱がせていく。  たちまち、シャリィの上半身はブラジャー1枚だけになってしまった。 「可愛いわネ。あなた…」 「やんやん! だ…だめぇッ!」  小さな悲鳴をあげながらも、シャリィは自由のきかない手足で、ズルズルと這いずって 逃げようとする。  そのシャリィの体を後ろから抱きかかえると、リーファは背中越しに、ブラジャーの下 にスウッと手を差しこんだ。  親指と人差指で胸の突起を摘み、チョンチョンと軽く引っぱる。 「キャゥンッ☆」  桜色の唇から悲鳴を洩らし、白い背中を、ピクンッ、と震わせるシャリィ。 「感じ易くていいわァ。フフフッ」  プッチン☆  プルルン♪  シャリィのブラジャーが弾け、小ぶりな乳房があらわになった。 「いやァんッ…」 「オッパイも可愛い」  リーファは小さめの乳房にそっと手をかぶせると、ソフトに揉みしだき、うなじや背中 にも舌を這わせる。 「…あふっ……くぅ…ん……」 「どう? 気持ちいい?」 「そ、そんなぁ…。あぅぅんっ!」 「フフ…。こんなのは、どう?」  そう言うとリーファは、シャリィの乳首に指を伸ばして、まだ半分埋もれている乳頭を サワサワとくすぐった。 「アッ…アッ…アッ……アァんッ!」  シャリィの頬は早くも赤くなり、息も荒く、熱くなってくる。  肌はじっとりと汗ばみ、柔らかかった乳首も、ヒクヒクと硬くなってきた。 「フフフ。まだまだ、これからよ」  リーファはシャリィのズボンに手をかけると、そのまま一気に、ショーツごと引き降ろ してしまった。 「きゃんっ!」 「柔らかいお尻ネェ……」  白くて丸いシャリィのお尻に、すりすりすり…とリーファは頬ずりする。 「ああ〜〜ん。や、やだぁ…」 「何がイヤなのかしら?」  リーファは、シャリィの秘所に指をあてがった。 「ココに…触られるのがイヤなの?」 「クゥッ!」  ビクンッ☆  その瞬間、悲鳴とともに、シャリィの体が大きく揺れた。 「素敵な反応するのネ。フフフッ♪」  リーファは嬉しそうに笑い、シャリィの体をころんとあお向けに寝かせた。  息づくたびに上下する胸に真っ赤な唇を滑らせ、ツンッ、と突きでた乳首を甘くソフト に吸いたてる。 「フウッ…。うっ…ううんっ!」  シャリィは大きく息を呑み、全身をプル…プルプル…と震わせる。 「…あっ…あふっ………くぅ…」 「こっちも、よく濡れてるわ」  リーファはクレヴァスを開いて、内側に指の先をさし入れようとする。 「だっ、だめェっ」 「感じるのネ。ココ…」  ぬちゅぬちゅ…とリーファの指が、秘肉の中に入ってきた。 「…ハッ……ふうぅぅっ……」  返事をする代わりに、シャリィは大きなため息を洩らす。  火照った体はピンク色に染まり、滝のように流れるアブラ汗で、隅々までぐっしょりと 濡れていた。 「んっ……あ……うぅんッ!」 「ホラ、シャリィ、こうしてあげる」  シャリィのクリトリスを舌で愛撫しながら、リーファは、クレヴァスの中で指をクチュ クチュと動かす。 「ひあっ!! ひぁあんッ!」  大きな声をあげて、シャリィは小柄な体を、クネクネと悶えさせる。  もう、爆発寸前だ。 「はひっ…ハッ……ひァあーーッ!!」             *           *  しばらくして、ようやく頭のハッキリしてきたシャリィは、もじもじしながらリーファ に訊ねてみた。 「あのぉ……リーファさん………どうして急に……こんなこと……?」 「フフ…。それはネ…」 「それは私が説明するわ!」  とつぜん、稟とした声が響いた。 「え?」 「お姉様!」  シャリィとリーファは、同時に驚きの声をあげた。  いつの間に入ってきたのか、スラリと背の高い金髪の女性が、背後に数人の美少女たち を従えて、カッコをつけて立っていた。  いきなり、謎の女性の登場である。  超どハデなコスチュームに身を包んだその姿に、シャリィは、『お姉様』の匂いを感じ とっていた。 「お姉様! いらしてたんですか!」  リーファが瞳を輝かせて、謎の女性の前にひざまずいた。  やっぱり、この女性が『お姉様』であることは間違いなさそうだ。  しかし、どこのお姉様なのだろう? 「……あ…あのぉ………???」  シャリィは混乱しかかった頭で、おずおずと口を開いた。 「……あのぉ……どなたですかぁ?」  基本的な疑問である。 「そうね………」  謎の女性はフッ…と一瞬、遠い目をして、それから今度はシャリィの顔をカメラ目線で 見つめた。(う〜む…)  じつになんとも、自意識過剰が服を着て歩いているようなヒトである。 「本当の名前などは、はるか昔に忘れてしまったわ。この大宇宙では、そんなものは意味 の無いことですもの──」  おそろしく芝居がかった動作で、謎の女性は語りはじめた。  まるでどこかの少女歌劇団だ。  歌って踊りださないのが不思議なくらいである。  バックでは美少女たちが、豪華なユリの花束をささげ持っていた。 「私は大宇宙と共に生きている。何者にも束縛されることなく、自由に生きている私には 名前など必要はないわ──」 「……………………」  シャリィは完全に絶句していた。  ヒヤ汗タラリ、である。  もしかして、どこかの歌劇団の訪問販売の人なのだろうか?  などと考えてみたりする。  しかし、そんなシャリィの困惑をよそに、謎の女性の独演会は一方的に、休むことなく つづいていた。 「だけど、世の人々は私のことをこう呼ぶわ──」  謎の女性はいきなり、バッ、とポーズをとった。 「レディ・フォックス!!」 「ええーっっ!?」  シャリィはブッ飛んだ。 「レ……レディ・フォックスぅっ!?」  レディ・フォックスと言えば、最近になって活動をはじめた宇宙海賊だ。  活動歴はまだ短いが、あざやかな手口とド派手なパフォーマンスで、銀河中にその名を 知られている謎の女宇宙海賊である。  どう見ても変態としか思えないこのお姉様が、まさか、あの有名なレディ・フォックス だとは……。  なるほど、言われてみると、たしかにそんな気がする。 「よくやったわ、リーファ。褒めてあげましょう」 「ありがとうございます。お姉様」  リーファの頬が、ポポポッ、と赤く染まった。  今さら説明するまでもないだろうが、じつはリーファの正体はフォックスの手下(と言 うか愛人と言うか)なのであった。  つまり、早い話が、シャリィはワナにかかってしまったのである。 「さて、監察局のお嬢さん」  シャリィの瞳を見つめながら、ニッコリと微笑むフォックス。  吸いこまれそうな、深く澄んだ瞳だった。 「あなたたち、私の計画している取り引きについて、いったい、どんな情報を得ているの かしら?」                         TO BE CONTINUED