『TWINKLE☆STAR PATROL ACT5』 「見つけたわよッ! アーヤ!」  レーダーパネルとにらめっこしていたミックが、大きな歓声をあげた。  第1惑星ラドルの衛星軌道上。  メインスクリーンに映っている、船体を蛍光ピンクで塗装した、超ド派手な船は間違い なく、レディ・フォックスの大型海賊船<ピンク・ラズベリー>だ。  あそこに、さらわれたシャリィが監禁されているのだ。 「さあ、シャリィを助けるわよ〜っ!」  ミックは力コブを作ってみせた。 「で、どうやって、シャリィを助けだすつもりなの? ミック?」 「へっ?」  例によって沈着冷静なアーヤのセリフに、ミックの目が点になった。 「だから、どうやって助けるの?」 「どうする…って………どうしよう?」  そう。じつはそれこそが、最大の問題だったりするのである。  何しろ相手は、全長1062mの最新鋭の超弩級巡洋戦艦クラスに匹敵する強力な戦闘 艦なのだ。単純に計算しても戦闘力は<グライフ3>の十数倍はある。  まともに戦っても、勝ち目はない。  シャリィを助けたい一心で、ここまでブッ飛んではきたものの、作戦などという高等な モノは、考えているハズのないミックであった。(単純なヤツ…) 「もうっ! アンタって、いっつもそれなんだからっ!」  アーヤは、ミックをにらみつけた。  と、その時──。  グライフ3の周囲を、いく筋もの巨大な光の奔流が駆けぬけた。  ラズベリーからの一斉砲撃である。 「なっ、なっ、なにっ!? 今のっ!!」 「クッ…!」  うろたえるミックを尻目に、アーヤは操縦席に飛びこむと、バーニアとメインノズルを いきなり全開噴射させた。  急激な反転加速によって瞬間的に発生した遠心力は、重力緩和システムの許容量を越え るGパワーだった。  そして、悲劇が起こった。 「うっぎゃああああああ〜〜〜っっ☆」  加速Gでブッ飛ばされたミックは、コンソールパネルに、顔面をメいっぱいに激突させ たのである。             *           *  グライフ3は全速で逃げる。  しかし、エンジンの加速性能は、ラズベリーのほうが優秀だった。  2隻の船の距離は少しづつ、だが確実に詰められていく。 「ミック! 撹乱して!」 「了解! ミサイル発射ァッ」  ミックは、船尾にある、2基の4連装対艦ミサイルを発射した。  だが、この時代、ミサイルというのは何十発何百発もまとめて射って、そのうちの何発 かの命中を期待するような代物である。  案の定、ラズベリーから300qほどの距離で、迎撃レーザーできれいさっぱりと撃ち 落とされてしまった。 「くそっ、ダメだァーッ!」  ミックは、悲鳴に近い声をあげた。  不幸は立てつづけにやってくる。  普段から機嫌が良いとは言えないグライフ3のエンジンが、よりにもよってこの忙しい 時に、ガタガタと文句を言いはじめたのだ。 「ミック、出力が低下してるわよ!」 「こ、こら! バカーッ! こんな時になんなのよォ!!」  ミックは必死になって動力コンソールを操作するが、エンジンの出力は急激に低下して いき、それと同時に、加速も目に見えて鈍っていく。  もちろん、仮にエンジンが完全に停止しても、それでグライフ3が減速したり停止した りすることはない。  慣性で定速飛行になるだけだ。  とは言うものの、ラズベリーに対しては相対的に停止したことになる。  いずれにせよ、加速性能で劣る以上は補足されるのは時間の問題だし、出力が低下した ことによってそれが早まったワケである。 「ダメだわ、お手上げね……」  急速に接近してくるラズベリーを見ながら、アーヤがため息をついた。 「何かテはないのォ?」  ミックは、アーヤの顔を見る。 「そうね…。自爆でもしてみる?」  アーヤはすごい提案をした。  しかも真顔で。 「ちょっ…」  ミックは絶句しそうになった。 「じっ、自爆だなんて、そんな、いくらなんでも無茶な……」  狭いブリッジの中で、思わず右往左往してしまうミックであった。 「冗談に決ってるでしょっ! 誰が自爆なんてするもんですか!」  グッとこぶしを握りしめるアーヤ。 「生きてりゃなんとかなるわよ」 「そ、そうよね。考えてみれば、アッチの中に入れるんだもんね」  切り替えの早いミックである。 「これってアレよね、墓穴に入らずんば虎子を得ずってヤツよね」 「それを言うなら<虎穴>でしょ…」  アーヤはこめかみを押えた。  墓穴に入ったりしたら、それこそ自爆ではないか!             *           *  捕らえられたミックとアーヤは、すぐにブリッジに連行された。  ラズベリーの指令塔は、ブリッジと言うよりも、古代の王朝絵巻に出てくる宮殿のよう な豪華な造りだった。  おそらくは、レディ・フォックスの趣味(成金趣味…?)なのだろうが、なんともまあ アキれ返った世界である。 「私のお船へようこそ」  フォックスは、豪勢なソファに腰を降ろし、隣に美少女をはべらせていた。 「どう? ふたりとも、私の組織に加わらないこと?」 「誰が海賊の仲間なんかに!」  アーヤが鋭い声を飛ばす。 「そんなことより、シャリィをさっさと返しなさいよ!」  ミックは『イーッ』と舌をだす。  が、フォックスは顔色ひとつ変えない。 「ホホホ。最初はみんなそう言うわ。でもね、1週間もすれば、素直に私への愛と忠誠を 誓うようになるのよ」  フォックスは余裕たっぷりに妖艶な笑みを浮かべると、隣の少女の服のすそから、胸に スッと手を差しいれた。 「あァんっ…」  少女の頬が、ぽっ、と赤くなる。 「このコは以前は、クレストの情報部員だったのよ」  片手で少女を軽く抱きよせつつ、もう片手で少女のノーブラの乳房を優しくまさぐりな がら、フォックスは話しつづける。 「最初は私を逮捕するために、組織に潜入していたんだけど、今ではもう、私の可愛くて 忠実な仔ネコちゃんよ…。ねえ?」 「は…はい…お姉様ァ……くふゥ…」  フォックスの愛撫に、少女はぷるぷると震えながら、甘い吐息を洩らす。 「ホホホホ…。可愛いでしょう。ふたりとも、じきにこうなるわ」 「クッ…」  唇を噛みしめるアーヤの隣で、ミックは一瞬、フォックスのテクニックを体験してみた いなどと、不届き至極なことを考えていた。(あのな…) 「ミック、なに考えてんの!?」  ギッックーーン☆  ミックの心臓が跳びはねた。 「どっ、どうしてわかったの!!」 「アンタの考えなんて、お見通しよ」 「…ア…アハハハハッ………」  笑ってごまかすミックであった。 「さて」  フォックスが立ちあがった。 「それじゃあ、また、後で会いましょうね。ホホホホホッ♪」             *           *  アーヤは宙吊りにされていた。  いや、厳密には重力が無いこの部屋の中では、四方の壁に特殊合金のロープで両手両足 を繋がれて、部屋の真ん中に浮かんでいると言うべきだろうか。  動けないアーヤにとってみれば、どっちでもいいことだが。  ミックと別れてこの部屋に連行されたアーヤは、かれこれ30分近く、下着姿でこの姿 勢のままだった。 「ククッ…」  アーヤは、両腕に力をいれてみた。  だが、超弩級怪力娘のミックならともかく、アーヤにはとうてい合金のロープを切れる ワケはない。 「気分はいかが?」  後ろに8人の美少女を従えたフォックスが、ゆっくりと部屋に入ってきた。  全員が裸の上に絹のローブを着て、腰には移動用バーニアを付けている。 「いいと思う…」 「ホホホ。それもそうね。でも、すぐにいい気持ちにしてあげるわ」  フォックスがパチンと指を鳴らすと、少女たちはローブを脱ぎ捨てて、アーヤの周囲に 展開しはじめた。 「ちょ、ちょっと! 何をする気!?」 「しばらく、お楽しみなさい」  その言葉が終わると同時に、少女たちが八方から、一斉にアーヤめがけて襲いかかって きた。 「キャーーーッ!」  思わず悲鳴をあげるアーヤ。 「なっ…何するのよーっ!?」 「楽しいことヨ」「クスクスッ♪」  必死にもがくアーヤの体に少女たちの手がわらわらと伸びてきて、たちまち下着をはぎ 取ってしまう。 「こらーっ! ヤメなさいっっ!」 「うふっ。暴れないでねっ」  ひとりの少女が、アーヤの首筋に注射器を押し当てた。 「アッ……! な…なにを……?」 「とぉ〜〜っても、気持ちよぉ〜くなるお・ク・ス・リ。うふふっ♪」  耳元で少女がささやく。 「そんな………あ……クゥ…」  ものの数秒で、アーヤの体が内側から燃えるようにカッカと熱くなり、肌がザワザワと 妖しく総毛立ってきた。 「……んっ……う…はふ…っ………」 「ねっ。効き目が早いのっ」  微笑みながら少女は、アーヤの乳頭をチョンチョンとつっつく。 「ヤメ……ひぁっ☆」  胸の先から広がる甘い刺激に、アーヤは思わず小さな悲鳴をあげて、繋がれた手や足を ビクビクッと震わせた。  ──ど…どうしよう…。こんな…。  こんなシチュエーションでは、自慢の分析力も思考力も役には立たない。  寄ってたかって愛撫され、責められるなんて、もちろん生まれて初めての体験だ。 「イヤぁぁっ!!」 「うふふ♪」「くすくすくす♪」  動けないアーヤに対し、少女たちは小型バーニアを使って自由自在に飛びまわり、体中 に指や舌を伸ばして、好き放題に触りまくり舐めまわす。 「ハッ、ヒィッ、クゥゥッ!」 「わァい。乳首が尖ってきたァ」  ひとりの少女が、硬くなりかけた乳首を指で挟んで、クリクリと転がしたりツンツンと 引っぱったりして刺激する。  さらに、べつに少女がもう片方の乳首を口に含んで、ちゅく…ちゅく…とソフトに吸い はじめた。 「……んぅっ…ハッ……あぅ…」 「ほらほら、どんどん尖ってくるゥ」  少女は指と舌を使って、ピーンと硬くなった乳首をいじりまわす。 「やめ…やめて…っ……。ウウッ」  アーヤは体を揺さぶって、少女たちの攻撃から逃げようとする。  だが、少女たちは、アーヤの全身に手足を絡ませ、しっかり抱きついて、上から下から 責めたてる。(正しくは上も下もないのだが、便宜上…)  小さくて柔らかい唇がアーヤの太股を這いまわり、たっぷりの唾液で濡れた舌が股間に もぐり込み、ぺちゃぺちゃと丹念にしゃぶりぬく。 「アアッ、アッ、ひぃぃーーーっ!!」  執拗なまでの舌と指の攻撃に、悲鳴をあげて身悶えするアーヤ。  全身からドッと噴きだした汗が、珠になって、無重力の空間に飛び散っていく。 「どお? 気持ちいいでしょお?」  アーヤの唇を舌で舐めながら、ひとりの少女が言う。 「イヤァッ! 助けてーーっ!」 「本番はこれからよお♪」  もがくアーヤを抱きしめて、少女たちは容赦なく責め嬲る。 「こんなに濡れてるわヨ」  股間にもぐり込んでいた少女が、不意に、クレヴァスに指を差しこんだ。 「ヒッ──!」  アーヤは、一瞬、息を呑む。  さらに、少女の舌が、腿の付け根からズルズルル…と滑り、クレヴァスの中にぬるっと 入りこんできた。 「ヤアッ! はっ……はふっ…くっ」  秘肉の内部で蠢く舌が、アーヤをさらに追いつめていく。  ──ダメ…変に…なっちゃう……。  薬の効き目と、少女たちによる絶え間ない愛撫とで、アーヤはもう、失神寸前の状態に なっていた。 「ヒッ…は……ウアッ…くひぃっ…」 「そろそろ良さそうね。ホホホ…」  舌舐めずりをしながら、フォックスが静かに近づいてきた──。                         TO BE CONTINUED