「先輩。起きてください、先輩」 「んー………」 「もう朝ですよ。中川先輩」 「んんー………」 「起きないと遅刻しちゃいますよ。中川先輩!」 「…っさいな〜……。あたいはまだ眠いン………ええっ!?」 「お早うございます♪ 中川先輩♪」 「たったったっ、高崎?」 「やっと起きてくれましたね」 「なっ……なんでお前がここにいるんだ!?」 「はい。先輩のお母様から、カギをいただいたんです」 「なにーーーーーっっ!!?」 「先輩ったら、一人暮らしなのをいいことに遅刻が多いじゃないですか。だから、わたし が起こしてくれって言われたんです」 「でえーっ」 「それにしても、すごく散らかってますねぇ。この部屋」 「……いきなり言うのな。お前」 「あ〜あ。ゲームのCDが、出しっぱなしでホコリかぶってるじゃないですか」 「ほっとけ」 「たまにはお掃除しないとダメですよ」 「掃除なんてしなくたって、人間、そうそう死にゃしねー」 「ダメです!」 「あたいは掃除が嫌いなんだ!」 「もお…」 「ここはあたいの部屋だからな。指図は受けねー」 「それじゃあ……。いっそのこと、わたしもここに住みましょうか?」 「なっ……なに言ってンだ! お前!」 「そしたら毎朝ちゃんと起こして、ご飯も作って、お掃除もしてあげますよ」 「お…お前な……」 「あ、そうだ。ついでに一緒に寝てあげましょうか? うふふっ」 「……………」 「な〜んて…♪ え?」 「………………」 「あ…あの……先輩? いきなり肩に手なんか…。あの…?」 「おい、高崎」 「は…は…はい?」 「ここに住むってことは、つまり、同棲するってことだよなあ?」 「えっ……えっ、えええーっ!?」 「一緒に寝てくれるって、そう言ったよなあ?」 「そっ………それはっ…そのっ……」 「さっそく、お相手してもらおうかと思ってンだよ」 「…あ…あの……。(きゃーきゃーきゃー☆)」 「お前、耳が感じるんだってな」 「え? どうしてそれを…きゃん!」 「ふーっ」 「やっ、やあっ…」 「ふーっ」 「あぁんっ…」 「もう、腰が抜けそうじゃねーか」 「耳は…耳はダメです。きゃっ、きゃふっ☆」 「もしかして、濡れてたりしてなあ」 「…そ……そんな…」 「ふーーっ」 「あっ…はっ……。ふぅっ…」 「お前の胸って、ボリュームあるのな」 「ダメぇ……。む…胸は触らないで…。やっ…あっ…ああっ!」 「ほれほれ。もう降参か?」 「やあっ……あっ…。ゆ…許して……先輩…もう……」 「どうだ? このままベッドへ直行するか?」 「………あ…あの…。その…」 「…な〜んてな♪」 「え?」 「冗談だよ。冗談」 「ええーっ!?」 「お前がくだンねーこと言うから、お返しってヤツだな。へへっ」 「ひっどお〜い…。わたし本気に…」 「あん? なんだって?」 「いっ、いえっっ! なんでもないです!」 「ま、どっちにしろ、今日はもう完全に遅刻だしな」 「…え………? きゃーーーっっ!! うそーーーーーっっっ!!!」 「この際だ、今日はゲームでもするか? お相手してやるぜ♪」 「そんなあ〜……」