日本語教師への道
日本語教師に「なる」こと
| T 出発点から考える。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ● 日本語教師への道 日本語教師の仕事・国語と日本語・国語と日本語教育 日本語教師はどんな人にも、その人の必要とするレベルの日本語を短時間で身につけさせる ことを仕事とする。 「国語」は言語体系の中身のこという。大学の学科等は「国語」を「日本語」に変えているところが少なくない。 「日本語」は外に発信する体系。 国語はその体系を整理し、閲覧できるようにするが、 日本語教育はその閲覧したものから、発信に必要なものを取り出して、発信できるようにすることである。 国語は理論、日本語教育は実践である。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| まえがき |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本語教師を目指そうと思った時点から日本教師への道が始まる。 たいていの人は、どこで、だれに日本語を教えたいかを設定する前に、漠然となりたいと思うものである。 そして、今いるところから日本語教師を目指すことになる。 中学在学中。高校在学中。進学する時点で考える。大学に入ってから海外旅行や外国人の友人ができて、考える。 社会人になってから、海外経験や異文化体験から考える。 など、それぞれの学歴やバックグランドが進行している中で皆考える。 困ったことに、今いる自分のバックグランドから出発するにはどうしたらいいかということになると、案内がない。 どこで教えることが出きるかということを基本とした、案内は多くある。そこでここでは出発点から日本語教師になる道 をガイドする。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1.大学受験を考えている方に(特に高校生に) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| これから大学を受けて日本語教育に携わりたいと思っている方に、いくつか考えて戴かなければならないことがある。 一つは、日本語を教える学科がどのような学科であるか。 キーポイントは国語と日本語って違うの。 二つは、自分はどこでだれに教えたいのか。 キーポイントは自分も外国人。 三つは、日本語を教えるとこととはどんなことか。 キーポイントは日本語も外国語だ。 この三つは受験前に最低でも自身の中に意見として持っていることが重要である。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1−1.日本語教育はどの学科で勉強できるの? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本語を教えることを基本とした学科は多岐に渡っている。なぜだろう。 どのような学科で学ぶことが出きるか見てみよう。
日本語教育、日本語教師に関する大学の学科は、それぞれの分野から接点を持って置かれているために、 外国語学科、国英等の文学科、言語学関連の学科、日本語科、日本文化学科、国際コミュニケーション学科、異 文化コミュニケーション学科、国際関係学科、教育学部の国語科や国際理解、帰国子女関連学科、異文化コミュ ニケーション学科などに設置されている。 日本語教育を中心とした学科は「国語」を冠した学科より、日本語や国際などのつく学科に多いのである。 なぜかというと私たちが使っている言葉を今まで、「国語」として考えてはいても、日本の公用言語はと問われた ら、その答えに「国語」といえるだろうか。 そのような観点から、「国語」を他言語との違いを意識して、考えるようになり、世界のなかの一言語として、考え ることから「日本語」というようになってきた。 国語は自身、成長する中身として、日本語はそれを発信するものとして考えるということだ。だからコミュニケーシ ョンとか国際関係とかの学科でも扱うのはそういう理由があるためだ。 「国語」の知識が必要なのはその言語の基礎となることがなければ、発信もできないという考え方による。 日本語教育の学科は日本語の専門的知識を習得する場でもあるが、国語的な知識だけを習得する場ではない。 日本語教師は日本語を母語としない人たちと接することを第一としている。 そこには相手の理解も含めた対応が求められるのである。そのような観点から、日本語も世界の様々な一言語と して比較して考える様になり、日本語教育と日本語教師に求められる知識の傾向ができあがってきたのである。 この傾向から、日本語は国語学的な知識、言語学的な知識、社会的な知識、教育的な知識、さらに心理学的な知識 を総合したものとして、考えられるようになり、それぞれの方面からの研究が盛んにされてきたのである。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| (この項、加筆予定) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1−2.主専攻・副専攻って何? |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 主専攻・副専攻 「日本語教育施策の推進に関する調査研究会報告」昭和60年5月13日に出された答申から使われた。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 主専攻は大学の学科の中で特に日本語教員養成コースを専攻として置いているところ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
副専攻は日本語教育の専攻を置かない大学、日本語教育の学科を置かない大学が、他の専攻と一緒に、日本語教育に関する規定の単位を取れば日本語教師の養成コースに相当するとみなす課程のこと。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本語教員の養成等について (日本語教育施策の推進に関する調査研究会報告、昭和60年5月13日)より
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成12年3月30日に「日本語教員の養成に関する調査研究協力者会議」から「日本語教育のための教員養成について」 という新しい日本語教員養成のための答申が出され、それに基づいて日本語教員養成課程を新設、あるいは再編する大学も出 始めている。このような大学では主専攻・副専攻という言い方をしない。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1−3.日本語教育って何? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
そもそも日本語教育って何だろう。日本語教師はどんなことをするのが仕事だろう。 簡単に言えば、 日本語教師はどんな人にも、その人の必要とするレベルの日本語を短時間で身につけさせることを仕事とする。 日本語を教えることには違いないが、では日本語の何を教えることだろうか。 学校で、クラスメイトと話すときと、学校の先生や知らない人と話すとき、話し方がちょっと変わるのはなぜだろう。 地元の言葉を使っていても、共通語で話すときがあるが、どういう時にそうなるのだろうか。 一般に思う、教えたい日本語として思い浮かぶのは、どんな言葉だろうか。 思いつく言葉はたぶん、あいさつの言葉が真っ先に浮かぶ。次に何?普段使っている言葉、ののしり言葉、小学校 の国語の教科書。これらのことが出てくるのが普通だ。 ではこれらの言葉で、自己紹介と日本のことについて、説明してください、といわれたら、どの程度までいえるで あろうか。トラブルが発生したときに、自分の正当性を主張できるであろうか。 でもどうして、「国語」は小学校一年からするのだろう。日本語を教えたいという人に、皆さんが小学校一年で使った 教科書を使うとことは、相手を一年生にしていることになる。相手に日本語を教えるのに「国語」の教科書を使っていたら、 相手が10年近く勉強しなければ、今の高校生と同じレベルにならないと言うことである。今から10年たったら、皆さんは 何歳になるでしょうか。 日本語を教えるのにそんな時間はかけられない。覚えればいいと言うのであれば、教師はいらない。 英語以外の外国語を覚えても、どのように使うかはわからないことが多くあることを考えると、外国語を身につける こととはどんなことかしっかり持っていなければならない。 英語を勉強したときに、規則や文型がどうのこうの、過去だ未来だ、完了だ仮定法だ話法だ云々悩まされてきたと思う が、日本語にもそれはある。普段気がつかないだけで、おかしいとは言われてもちゃんとスムーズに動詞の変換を行って いる。それは小学生でも行っている。 しかし日本語の知識がなければ、皆さんが英語を学んだように日本語を学ばなければならない。「国語」の規則を覚えた からといって、使えるわけではない。なぜなら、動詞の活用を覚えるのが嫌いなのに、その嫌いなことを教えて、勉強する 人は楽しいかな。 覚えなくてもどうして、皆さんは動詞の活用が出きるのだろうか。そのことを見つめてみよう。 動詞の活用を覚えていなくても規則的に変化させている。その規則が分かれば使える。でもその規則はやはり「国語」だ。 でも別の観点で見ると、動詞の活用も楽しくなる。それが日本語教育なのだ。 日本語教育はその規則を身につけさせて、使えるように手助けすることが仕事だ。だから、日本語を教えても使えない ことを教えていては、いい仕事にはならない。そのいい仕事をするための基礎を身につけるのが、大学ですることだ。 ののしり言葉や卑わいな言葉をいくら覚えても、それだけではコミュニケーションはとれないどころか、人間も疑われるこ とになる。 日本語を教える最終目標は、日本語を学んだ人が日本語で自己表現できるようになることにある。その表現レベルは 学ぶ人によって様々である。年齢によっても違う。完璧にはできないがそこに至る手助けをするのが、日本語教師の仕事 である。 日本語教師とは日本語の規則を短時間で身につけさせて、使え、自己表現できるように手助けすることなのである。 具体的に現場はどうかな。どのように教えているのかちょっとのぞいてみよう。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| U 社会人から日本語教師に「なる」こと |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| V 日本語教師に「なる」こと |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ● 日本語教師と学歴の問題 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本語教師に「なる」には、どこで日本語教師を「する」のかということに係わっている。 自分自身が日本語教師を「する」フィールドをどこに置くのか、そのフィールドに行くた めには何を取得しておかなければならないか考えておく必要がある。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ● どこで | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本語を教えること自体には学歴は問われない。しかしどこでとなると、それぞれの制限 がある。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ● 学歴別から見るどこで | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||