| 花粉症の時期になってきました。今年は花粉飛散が少ないと いう予報ですが、どうでしょうか。(99/02/19 ) 今回は、春のアレルギーに悪い食品について書いてみます。 一般的にいけないものは、糖分と肉類の過多、エビ、カニ、イカ タコ、貝類、魚卵(いくら、たらこなど)、コーヒー、香辛料、 もち米でできたもの、その他牛乳、鶏卵など個人差のあるものも ありますが、第2次大戦後に食べる機会が増えた物が多いよう です。 このなかで、もち米でできたものがなぜいけないかを説明して みましょう。 昔から、化膿性疾患、皮膚疾患、外傷のあるときは、もち米を 食べると悪化すると言われてきました。 ただし、伝統面からみると、年中行事や冠婚葬祭におもちをつい たり、お赤飯を炊いたりするのは、健康に関係があるからで、特に 妊産婦がおもちを食べると、母乳の出が良くなるということから、 出産のお祝いにお赤飯を炊く風習は各地に残っているようです。 中国の文献には、 糯米:甘温、脾肺の虚寒を補う。 大便を固くし、小便を縮め、自汗を収め、痘瘡を発す。 痰熱瘋病及び脾病で消化吸収力の劣った者がこれを 食べると病を発して積となる。 とあり、糯米(もちごめ)は温性で胃腸を暖める効果があるため 下痢をして止まらないならば糯米粥を常食にすると治ると言われて います。 これは、アレルギー反応の逆利用で、大抵の化膿や炎症は 邪実証と考えられるため、必要とされるのは瀉剤です。 この時に補剤を使用すれば邪を内に留めやすくなります。これが 糯米(もち米)は化膿や炎症に悪い、と言われる理由ではないで しょうか。 花粉症の漢方薬としては、小青竜湯が汎用されていますが、 鼻炎と目の充血だけの場合は十味敗毒散、目の周囲にまで 炎症がおよぶ場合は、越婢加朮湯が奏功する場合も多いようです。 最後に一つ、花粉症のかた、チョコレート(糖類)、おせんべい (もち米)の食べ過ぎにご注意を。
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