| 前回の「花粉症の原因」を書いた後、私はあることを考えました。 アレルギーが多くなったのは、(また、ガンもそうですが) 戦後の糖類や肉類の過食が一つの原因といわれていますが、 はたして、戦前の食事が満点と言えるでしょうか。 塩分の過多や、栄養のアンバランスで脳卒中や結核が多かった のは戦前ですし、戦後の平均寿命や児童の成長の伸び率を見ても、 現代食が欠点ばかりとは言えないのではないでしょうか。 この平均寿命、皆さんは何か疑問を感じたことはありませんか。 毎年少しずつ伸び、現に、長寿者も増えていますし、世界的に 見ても、日本は長寿国になっています。平均寿命の低い低開発国 では、長寿者が多くても、乳幼児の死や病気で死ぬ人間の比率が 高ければ、おのずと平均寿命は低くなるわけです。先進国では、 例は悪いですが、最新機器によって命長らえていらっしゃるかたも 平均寿命を延ばしているわけです。ですから、平均寿命が高い国 イコール長寿者の比率(全人口との割合)が高いということには ならないでしょう。 食事のことを考えてみますと、日本の中では沖縄が長寿者が多く、 食生活のバランスも大変良いのです。 それを東京で実践して、果たして同じように長生きできるか疑問 です。大気汚染、ストレス、寒暖や乾湿の違い等が身体に影響を 与えます。東京で長生きするには、沖縄の食生活プラスアルファが 必要ということになるでしょう。 こう考えていきますと、長寿につながる健康に良い食事とは、栄養の バランスもさることながら、生活環境、風土をも含めて考えることが 大切だと言えるのではないでしょうか。 |