| 最近、テレビの某番組で「手当て」のことを取り上げていま したが、思い出したことがありますので、書いてみます。 私が書きたい「手当て」とは、救急処置のようなことではなく、 読んで字のごとく、まさに手を当てるということについてです。 今から10年以上前、娘が4歳の時のことです。 外出帰りの駅で、娘は急に「おなかが痛い。」と、うずくまって しまいました。朝はいつものように、うんちも出ましたし、 食べ物が原因ではないと思いましたが、胃のあたりに手を 当てると、カチンカチンに張っています。思い当たることは、 その日、娘にとって緊張する出来事があった、という事です。 私が娘にしたことは、堅くなっている胃のあたりに手を当て、 「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」と言い続けたのです。 10分ぐらい経ったころから、真っ青だった娘の顔に赤身が もどり、私の手の下の堅く張っていた部分が柔らかくなって きました。さらに10分ぐらいすると、娘は「なおった。」と 言いますので、ゆっくり帰宅した次第です。今でもその時の 手の感触と、どきどきしながら、娘を不安がらせないように 平静を装っていたのをはっきりと覚えています。 帰りましてから、柴胡桂枝湯を飲ませたのは言うまでも ありません。 またこれは近所のかたの話ですが、小学校3年生の娘さんが 頭が痛いというので、病院に連れていったところ、脳波の 検査をされた、ということを聞きました。 検査が必要な場合もあるでしょうから、その善し悪しは別の 問題として、子供が頭が痛いとか、おなかが痛いとかいう時、 熱、吐き気、下痢、便秘等がない場合は、何かの精神的な 信号を出していることが多いので、まず、痛がっている部位に 手を当て、そっと温めて、お子さんを安心させて下さい。 それだけで良くなる場合も多いのです。 まさに、手を当てる「手当て」の話でした。 |