| 昨年、米国小児学会が研究結果をまとめ、アスピリンなどの サリチル酸系薬剤とライ症候群の関係が、ほぼ間違いなく因果関係が あると報告したため、日本でも再び取り上げられ、添付文書が改訂され ました。82年の米国の報告以来、日本でも調査がされていましたが、 明確な因果関係が明らかにならないものの、米国の最終報告により、 厚生省は小児への投与を制限する通達を出しました。 ライ症候群は、小児に見られる急性脳症で、根本的な治療法はされて いないので、脳浮腫が急速に進行して、1週間以内に死亡する例もあり ます。これは、ライ病と呼ばれていた「ハンセン病」とは別の病気です。 これまでの研究では、ライ症候群は主に小児がインフルエンザや水痘 などのウィルス性疾患に罹った後に発症することが多いとされて います。 厚生省の通達により、医療用医薬品については、添付文書の使用上の 注意が書き換えられ、15歳未満のインフルエンザや水痘の児童への 投与が「慎重投与」から、「原則禁忌」に改められました。 また、一般用医薬品ではアスピリン類(バッファリンA、エキセドリン、 ケロリン)は15歳未満に対する用法を削除し、使用上の注意で、 「15歳未満の小児は使用しないこと」と明記されることになりました。 サリチルアミドやエテンザミドを含むもの(ナロン、新セデス、ノーシン) については、「次の人は使用する前に医師、薬剤師に相談すること」 という注意書きに、小児に関する記載が追加されました。 なお、小児用バッファリンはアセトアミノフェン配合剤ですので、 使用法は従来どおりとなっています。 以上、医薬品情報を抜粋して書き出してみましたが、救急箱などに 残っている1年前ぐらいものに関しては注意書きがありませんので、 大人量の半分とかの感覚でお子さんに飲ませないように ご注意ください。 |