33.漢方薬と民間療法

週刊誌のサンデー毎日に「ステロイドの恐怖で儲けるアトピー商法」

という記事が出ていました。お書きになったのは、金沢大医学部の

竹原教授です。

アトピー患者の弱みにつけこみ、ステロイドの害ばかりを誇張した

商法(アトピービジネス)ということで、民間の治療法を批判しておら

れます。

この記事を読んで、インターネットのある掲示板にこう書いたかたが

ありました。「サンデー毎日を読んで、民間薬や東洋医学が信用でき

なくなった。やはり、きちんとした病院にかからなければだめなのだ。」

私は、皆さんはもう民間薬と漢方薬の違いがわかっていらっしゃると

思っていましたが、まだ勘違いされるかたがおられることを知り、ここで

もう一度書くことにしました。

総括して自然療法と申しましょうか、それは3種類に分けられます。

 1.民間薬: 昔から伝統的に伝わるおばあちゃんの知恵的な
         治療でドクダミ、センブリ、ゲンノショウコ、ハーブなどが
          これに入り、作用が緩和で使用量や用法も規定がない。

 2.最近話題の特殊治療: 竹原教授が批判している、イオン水や、
           温泉水または、特別な食品による治療で、費用が
           かかるものが多い。

 3.漢方薬: 自然薬で構成された処方によるものですが、古来の
         文献に基づいた医薬品であり、証にあった処方を定め
         られた用量服用する。

以上となります。これでおわかりいただけると思いますが、民間薬と

漢方薬とは、全く違うものなのです。保険で調剤できることからも

おわかりになるように、漢方薬は医薬品ですから、雑誌や本に

「こういう症状には、○○湯」と書かれてあり、どんなにご自分に当て

はまるとお思いになっても、必ず漢方に精通した医師か薬剤師に

ご相談なさって、証に合った処方を服用なさってください。

上記の竹原教授の記事に対しての私の意見は、教授は全面的に

批判していらっしゃいますが、特殊な療法の中にも理論的に納得でき

る治療法もあると思われますし(費用のことはよくわかりませんが)、

事実、医師がご自分のお子さんに使いたいという相談があるという

話も聞いたことがあります。

漢方薬とステロイドの関係につきましては、20.漢方薬とステロイド

お読みになってください。

34.住まいの環境(住居その1)