34.住まいの環境(住居その1)

最近は、鉄筋と高層建築が多くなったため、健康上に問題が

起きてきました。

その一つは、冷暖房の普及で、夏でも冷え性に悩むひとが多く

なり、呼吸器系の弱い人は、夏の終わりから秋にかけて悪化する

率が高くなりました。鼻炎症や喘息体質の人は、本来夏場は

体調が良いはずが、冷房によって、皮膚呼吸の働きが低下する

ために起こる現象です。

また、冬場の密閉と暖房により、畳やじゅうたんにダニが増え、

アレルギーの原因も増えました。

鉄筋コンクリートの場合は、完全に乾燥するのに、3〜5年は

かかると言われ、湿気と冷えのために、リウマチ、神経痛、喘息、

冷え性は悪化しやすくなります。

ちょっと変わった問題としては、高層階(14階以上)に住む子供

たちは、1〜5階で暮らす子供たちに比べて、日常活動の成長が

遅れているというデータが出ているそうです。

高層階に住む親子ほど、外出率が少なくなり、母親と子供が

いつもいっしょのため、子供の自立が遅れてしまうことが原因と

みなされています。

もともと、「住」という字は、「人が主」と書きます。

健康面から見てみますと、昔はその風土に合った建物の造り方を

していました。現在では、土地の値上がりから、「人が主」であると

言われるような住まいは望めなくなってきましたが、できるだけ

良い環境にするにこしたことはないですし、自分の住まいの長所と

短所をよく知って、改善できるところは試みる必要があるのでは

ないでしょうか。

35.化学物質過敏症(住居その2)