| 最近は、鉄筋と高層建築が多くなったため、健康上に問題が 起きてきました。 その一つは、冷暖房の普及で、夏でも冷え性に悩むひとが多く なり、呼吸器系の弱い人は、夏の終わりから秋にかけて悪化する 率が高くなりました。鼻炎症や喘息体質の人は、本来夏場は 体調が良いはずが、冷房によって、皮膚呼吸の働きが低下する ために起こる現象です。 また、冬場の密閉と暖房により、畳やじゅうたんにダニが増え、 アレルギーの原因も増えました。 鉄筋コンクリートの場合は、完全に乾燥するのに、3〜5年は かかると言われ、湿気と冷えのために、リウマチ、神経痛、喘息、 冷え性は悪化しやすくなります。 ちょっと変わった問題としては、高層階(14階以上)に住む子供 たちは、1〜5階で暮らす子供たちに比べて、日常活動の成長が 遅れているというデータが出ているそうです。 高層階に住む親子ほど、外出率が少なくなり、母親と子供が いつもいっしょのため、子供の自立が遅れてしまうことが原因と みなされています。 もともと、「住」という字は、「人が主」と書きます。 健康面から見てみますと、昔はその風土に合った建物の造り方を していました。現在では、土地の値上がりから、「人が主」であると 言われるような住まいは望めなくなってきましたが、できるだけ 良い環境にするにこしたことはないですし、自分の住まいの長所と 短所をよく知って、改善できるところは試みる必要があるのでは ないでしょうか。 |