38.うつ病に対する偏見

現在ではうつ病にかかっている人は5万人とも10万人とも言われ、

うつ症状を訴える人は、確実に増えているという報告があります。

最初は、胃の調子が悪い、目が疲れる、めまいがするなどの体調の

変化から始まり、滅入る時期が長くなると、死まで考えるようになる

のがその症状です。

日本では、昔からうつ病に対する偏見が強く、精神科にかかっていると

わかっただけで、就職を断られたり、結婚が破談になったということを

聞いたことがあります。

最近では、うつ病のメカニズムがだいぶ解明され、神経伝達物質が

関与していることが明らかになってきました。

神経細胞に情報を伝達する神経伝達物質には、セロトニン、

ノルアドレナリン、ドーパミンなどがあり、特にセロトニン量の少ない

人ほど、自殺しやすい等の事実が報告されています。つまり、心の病に

見えるうつ病も、こうした伝達物質の乱れというメカニズムで説明できる

ようになったのです。

このことから、脳を胃や肝臓と同じ臓器と考え、うつ病を胃炎や肝炎の

ように臓器の炎症だと思えば、躊躇なく治療できるのではないでしょうか。

あなたが、もしそのような症状に悩んでいるとしたら、「心のかぜ」に

かかったと考えて、できるだけ早く、適切な治療を受けることをお勧め

します。

23.気のバランスも参考になさってください。

39.日米の共通点