44.血圧(高血圧症1.定義と症状)

高血圧症とは、血圧が正常域を越えて高い状態をいい、原因疾患が

明らかなものを二次性高血圧症、明らかでないものを本態性高血圧

症といいます。高血圧症の90%以上が本態性ですので、ここでは

本態性高血圧症についてまとめてみました。

「定義」

 WHOの診断基準では、収縮期血圧が160mmHg以上、かつ

 拡張期血圧が95mmHg以上を高血圧とし、収縮期血圧が140〜

 159mmHgを境界域高血圧と定義しています。

「発症」 

 本態性高血圧の発症には遺伝的要因と環境要因が関与しています。

 遺伝的要因については、親や兄弟が高血圧症の場合、高血圧症を

 呈しやすいということはわかっていますが、要因がなんであるかは

 不明です。

 環境因子または二次的要因としては、食塩の摂りすぎ、肥満、ストレ

 ス、睡眠不足などがあげられます。

「症状」

 高血圧の人で、頭重、肩こりなど不定な症状を訴える人がいますが、

 これらは正常血圧の人と比べて頻度に差はなく、高血圧の結果これ

 らの症状が出ているというよりも、むしろ血圧上昇の原因となっている

 ことも多いのです。

 ただし、収縮期血圧が210、拡張期血圧が120mmHgを越えるよう

 な重症の高血圧では頭痛や意識障害を生じることもあります。 

                    (これは99/03/28 に書いたものです)

45.血圧(高血圧症2.経過と予防)