66.環境ホルモン(ダイオキシンの毒性)

ダイオキシンは環境ホルモンのなかでも最も毒性の強い物質といわれ

ています。急性毒性は青酸カリの約1万倍で、これまで知られている

化学物質の中で最も強いものです。

ベトナム戦争で米軍が空中散布した枯れ葉剤に、副生成物として含ま

れていたダイオキシン類が、ベトちゃんドクちゃんに代表される先天性

異常を多発させたことは有名です。また、帰還兵士の発ガン率の異常

な高さなども報告されています。

日本では1968年にカネミ油症事件が発生、製造過程で混入したPC

Bが原因とされていましたが、後にダイオキシン類が原因物質とわかり

ました。

ダイオキシンは、肝臓障害、皮膚障害、神経障害などの一般毒性以外

に、ごく低い濃度でも長期間摂取することによって生じる発ガン性や

妊娠率の低下、子宮内膜症、精子の減少などの生殖毒性や、病原菌

に対する抵抗力の低下、乳児のリンパ球の異常などの免疫毒性、ホル

モン代謝障害など実にさまざまな毒性が指摘されています。

ダイオキシンは水には溶けにくいが脂肪には良く溶け、酸、アルカリには

安定し、なかなか分解しない性質を持っています。そのため、食物連鎖の

頂点にいる人間の身体に蓄積されていくことになるのです。

67.ダイオキシン(母乳への影響)

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