78.環境問題日本での実践
(水俣市の場合)

熊本県水俣市は、水俣病発生から30年以上の膠着期間を経た90年、

水俣湾の水銀汚染区域の埋め立て完了を機に、「環境モデル都市」

宣言を行いました。それは官民一体となって「環境都市」へと脱皮し、

地域再生を図ろうという運動です。

その実践として、ゴミの「21分別」を行いました。分別収集ステーションは

市内に約300ヵ所ありますが、21種類となるとゴミの出し方もたいへん

です。例えば、新聞紙はひもでくくることになっていますが、そのひもの

材質や、くくりかたも一定されているそうです。ビンなどはふたを取り、色

別に「透明」「茶色」「水色」「緑色」などに分別するなど、たいへんな労力

です。

これらの分別ゴミは市が回収し、資源回収業者に売って得た収益金は

各町内会に還元され、住人はそれを地域運営の資金にするそうです。

市民の協力はもう一つの連携を生んでいます。それは、野菜をはじめと

する食品トレーの廃止です。

ゴミ問題は分別だけで解決すものではなく、ゴミを出さない努力が根本と

感じた市民が、市民16団体、市内の有力小売店、水俣市と連携して、

市内の大型小売店4店の65品目のトレー廃止を申し合わせたそうです。

長く苦しい年月を経て、水俣市は「公害の町」から「環境都市」へと変わ

ろうとしています。

79.ダイオキシンを身体から追い出す

「こらむ」項目別にもどる