| 知らないうちに市場に出回っていた「クローン牛肉」や年間500万トン 以上が輸入される「遺伝子組み替え食品」などの「バイテク食品(バイ オテクノロジーを駆使した食品)」の表示をするかしないかで、消費者 と生産者の対立が続いている、と言う記事が新聞に出ていました。 国内だけでなく、世界的にも表示をめぐっては対立があるということで すが、遺伝子組み替え食品の輸出国である米国やカナダが「表示は 不必要」とするのに対し、EU(欧州連合)は「消費者の知る権利として 表示すべきだ」と主張し、対立したままの状態だそうです。 国際的な合意がない中、米国やカナダは「表示は任意」としたのに対 し、EUは表示を原則義務化する規則を設け、98年9月に実質スター トさせたということです。 日本では、生産者側の「表示すれば売れない」と言う意見が強く、結論 を出せないまま、今年2月議論が中断されました。 実際、私自身に置き換えてみれば、表示があれば、生産者のかたに は申し訳ないのですが、買わないでしょう。同じものであっても、表示が なければ買うというのは、心理的に弱いところです。 毎朝食べる納豆にしても、遺伝子組み替え大豆だと思いながら口にし ているのですが、もし「遺伝子組み替え大豆使用」と表示があれば、ど うするか、自分自身に問いかけています。 日本では、特に大豆は必需品でありながら、ほとんどが輸入に頼らな ればならない状態で、毎日遺伝子組み替え食品を口にしていたら、私 たちの年代はともかく、子孫にどのような影響が出るか不安です。 それにしても、農水省が安全性PRのために、クローン牛の試食会を 開き、それを取材させていましたが、そういうことをする事自体、偏見が 強くなると感じたのは私だけでしょうか。 |