89.食物の性質(4.味の効用)

中国では「五味」という表し方で、五臓が病んだときに欲する味の説明を

しています。

「塩味」は便通をつけることから、軟化作用があるとされ、塩味のものが

食べたくなるときは腎機能が狂いかけている時で、そのまま塩分を摂り

すぎると浮腫むようになります。

「酸味」はしめサバの例を考えてもわかるように、蛋白質をひきしめる作

用があり、酸味を欲しがるときは、肝臓が弱ってきている前兆と言われ

ています。

「苦味」は下利便などを堅める作用があり、苦いものを多く要求する時は

心臓に気を付けなければなりません。

「甘味」は筋肉痛をやわらげたり、緊張を緩和させる作用があり、多く欲

するときは胃炎の前触れであり、さらに過食すると胃を悪くするか、胃の

支配する肌や口の周囲に湿疹が出るようになります。

「辛味」は汗をかかせ、風邪などを治す作用がありますが、肺と表裏の

大腸、特に痔には大敵です。

皆さんも、同じ味の食物を続けて食べたくなった時は、身体の様子に注

意し、異変があれば、早く解決策を取るように心がけてください。

身体にとって良い食べ物とは」も参考になさってください。

90.植物油とアトピー性皮膚炎(1)

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