8.漢方薬の服用法

前回のことで、誤解を招かないように書きますが、健康に

良い食品を積極的に摂ることは良いことで、それを上手に

摂りいれて、楽しんで食事をしましょう、と言う意味ですので

ご理解ください。

今回は、漢方薬の服用法です。

よく私は「体質改善のために、2〜3ヵ月服用して下さい。」

という言い方をしますが、はっきり言いますと体質が変わる

わけではないのです。

「えっ、じゃあ、うそをついているの?」と言わないで下さい。

体質が2〜3ヵ月で変わるわけではなく、症状が改善される

と考えていただきたいのです。体質が変わるということは、

大げさに言えば、DNAや遺伝子組み替えということで、

神でもない私たちができるはずはありません。

改善された症状は、あなたがすごく疲れた時や、ストレスが

重なったとき、風邪の後などに再発する可能性があります。

その時は、また漢方薬を利用してください。

私は患者さんに「持って生まれた体質とつきあうために、

漢方薬を上手に利用してください。」と話しています。

最初に服用される場合は、症状が長ければ(悪ければ)

やはり、2〜3ヵ月は服用する必要があります。その場合、

薬が合っていれば、2〜3日で何らかの変化が現れるはず

です。2〜3ヵ月の後、ピタッとやめるのではなく、1日1回

くらいの服用を続け、大丈夫かどうか様子を見ていただくと

良いと思います。

急性の場合や、私のように後遺症で1年中服用しなければ

ならない場合は別として、様子を見ながらやめると良いで

しょう。

ホームページを開いてから、「こんな症状が気になるのです。」

というメールをいただくようになりました。

病気ではないが、気になる症状を持っているかたは、

けっこういらっしゃるようです。そういう方こそ、漢方薬を

上手に使っていただきたいのです。気になる症状は、

ほとんど体質的なものですから、出やすい時期というものが

必ずあるはずです。それがわかればしめたもの。その少し

前から服用すれば、症状を起こさずにすみます。

どのような時期に出やすいか、ご自分で判断が難しい時は、

漢方薬に詳しい医師か薬剤師に相談されると良いでしょう。

人間は完全ではありませんから、だれでも弱いところを

持っています。その弱いところとつきあうために、漢方薬を

上手に利用して、楽しい人生をお送りください。

9: 疑問を持つこと