90.植物油とアトピー性皮膚炎(1)

アレルギー性皮膚炎をはじめとするアレルギー疾患の急増の

要因の一つに、食生活でのリノール酸のとりすぎが問題になっ

ています。

脂肪については、

   1.動物性脂肪(肉、卵など)

   2.植物性脂肪(紅花油、コーン油などのリノール酸類)

   3.魚介類の脂肪(イワシ、サバ、サンマなどのリノレン酸類)

の3種類に大きく分けられます。

リノール酸は、コレステロールを低下させる作用があると言われ、

一種のブームのように植物油の使用量が増加したため、現在の

リノール酸の摂取量はリノレン酸の6倍と報告されています。

植物油が健康に良いと言われ、コマーシャルも多く出ていますが、

最近、リノール酸の摂りすぎが問題となる疾患が報告されるように

なりました。まずアレルギー疾患が起こりやすくなり、特に湿疹が

出やすくなるということです。

リノール酸がすべて悪いというわけではありませんが、できれば

リノール酸とリノレン酸との比を1:1にする必要があると思われ

ます。

リノレン酸は、代謝されてEPAやDHAになります。特にDHAは、

脳の発達に欠かせないものであり、ボケ予防にも効果があるこ

とがわかってきました。

家庭で炒め物をする場合でも、ほとんどの家庭では植物油を

使用していますし、市販の菓子やドレッシングなどにも植物油が

使われており、必然的に摂る機会が多くなっているのが今の現

状です。

コレステロールを減らすという長所もあるリノール酸ですので、

その長所をいかし、害を防ぐ摂取法を次のページに書いてみ

ました。

91.植物油とアトピー性皮膚炎(2)