56.アトピー性皮膚炎(8.ストレスと免疫力)

ストレスが免疫力に影響を与えるメカニズムは、まだ解明されていない

のですが、不安や怒り、緊張といった感情が脳の視床下部に伝わること

で、さまざまなホルモンを介した反応が起こり、その結果、免疫の中枢に

影響が及ぶと考えられています。

筑波大学の体育科教授が行った研究で次のようなものがありました。

まず、対象者の分け方の自己判断を

 1.自己価値観が高いか低いか
      (だいたいにおいて、自分自身に満足しているかどうか)

 2.家族環境が良好かどうか
       (自分が家族から愛されている実感があるかどうか)

として、免疫細胞の一つであるNK細胞についての活性を調べた結果、

自己価値観の低いグループは高いグループに比べて、また、家族環境の

良好度が低いグループは高いグループに比べて、それぞれNK細胞の

活性平均値が低いというデータが出たそうです。

これでわかることは、自分自身にだいたいにおいて満足し、周りの人に

愛されていると実感している人は、そうでない人より免疫力が高いことが

多いということです。

自分自身に満足できるかどうか、ということについて、現在病気を抱えて

おられる方に、私自身のことを書かせていただくと、病気と共生していくと

いう考え方ができるかどうかだと思います。アトピー性皮膚炎のかたの

中には、遺伝的に受け継いだかたや、外観の状態が悪いかたも いらっ

しゃるでしょうが、親をうらんだり、医師をうらんだり、自分に劣等感を感じ

たりしないで、今の状態を受け入れ、病気と共に生きること、前向きに

生きることを考えてごらんになったらどうでしょう。

これは簡単なことではないと思います。私自身考え方が変わるまで10年

以上かかりましたから。今考えても、そのきっかけを思い出せないので

申し訳ないのですが、気が付いた時には病気に対する考え方が変わって

いたのです。同じ状態であっても考え方が変わっただけで、顔つきも明る

くなり、周囲の人への接し方も変わっていました。

まさに、「病は気から」です。

57.アトピー性皮膚炎(9.手当ての注意点)

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