外用消炎鎮痛剤(使用上の注意)

【貼付剤】

貼付剤を使用する前には、患部を清潔にし、よく乾燥させます。
種類によっては、付けた時の感覚、粘着性や伸縮性、臭いが異な
ります。貼付部位によってしわが寄ったり、すぐに剥がれてしまっ
たりすることで効果が持続されなくなることがあるので、切れ目を
入れることや、テープなどで補ていするなどの適した貼り方をする
ことが大事です。

温シップの場合は、入浴でさらに刺激が強まるため、入浴30〜
60分前には剥がすようにし、入浴直後には使用しないようにする
という注意も必要です。また赤くなる、カユミ、かぶれ、発疹などの
皮膚の症状が現われやすいので、付け替えるときに、1〜2時間
皮膚を休ませること、傷口、湿疹が起きている部位や、粘膜には
使用しないことも大事です。

貼付剤は、成分が皮膚から吸収され、血液に移行して全身に影
響をすることがあるので、成分によりアスピリン喘息の患者また
は既往歴者は使用が禁忌となっています。

【塗り薬】

貼付剤と同様に、新たに塗りなおすときは、古い軟膏や皮膚の汚
れを落とし、患部は清潔にしてから使用します。また、塗り薬を使
用する前後で、きちんと手洗いをすることも大事です。

塗り薬は、直接患部に塗れるので、病巣での治療効果が期待で
き、薬の量を決定しやすいという利点があります。基剤の特徴を
理解して、使用する患者さんが生活習慣や好みによって使いやす
いものを選択することができます。

例えば、油脂性基剤や乳剤性基剤は一般的に乾燥している皮膚
に適しており、ゲル基剤は吸水能があるため湿潤面に適していま
す。また、マクロゴールを主とする水溶性基剤は、乾燥作用があ
ることから、分泌液がある病巣部などに使用できます。何度も同
じ患部に厚く塗ることで保護作用が強い軟膏などでは、汚れや雑
菌などを閉じ込めてしまうことになり、皮膚感染が不顕性化する場
合があるため、塗りすぎを避けることも大切です。

貼付剤と同様に、かぶれ、湿疹、かゆみなどの皮膚症状が現わ
れる場合があり、また、使用は部分的ですが、経皮から吸収され
全身へと作用するため、成分によってアスピリン喘息の患者また
は既往歴者は使用が禁忌となっています。

【QandA】

Q1.シップの使用方法で1日2回というのはいつが良いですか。

A1.入浴後または就寝前と朝が良いです。冷シップの場合は、
   入浴直後に使用することは効果的です。温シップは、入浴
   直後に使用することは避けましょう。貼りかえるときは、1〜
   2時間間隔を空けてください。

Q2.シップを使うとかぶれるのですが、かぶれにくいものはあり
   ますか。

A2.一般的にプラスター(テープ剤)とパップ剤では、パップ剤の
   ほうがかぶれにくいようです。かぶれにくくするために、皮膚
   とシップ薬との間にガーゼを入れることや、貼りかえるとき
   に1〜2時間皮膚を休ませることも大事です。
   シップ薬ではなく、塗り薬を使ってごらんになることもお勧め
   します。
                   (参考:薬局新聞 第2512号)

外用消炎鎮痛剤(分類)」も参考になさってください。

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