| 【疲労のメカニズム】 私たちの身体は、疲労を感じるように仕組みが備わっています。 まず、身体が無理していると脳が感じ取ると、意識の覚醒や注 意力を保つのに重要な働きをしている、脳幹綱様体へそれが伝 えられます。 すると今度は脳幹綱様体から自律神経系の中枢である視床下 部や、食欲、性欲などの本能や感情をつかさどる中枢である大 脳辺縁系へ情報を流します。 そしてさらに、運動やら五感をつかさどる中枢である大脳皮質 へと伝わります。 ここで分析、判断された情報は中枢神経から自律神経、免疫系、 内分泌系に変化をもたらします。 その変化が疲労と感じるさまざまな症状なのです。 【疲労の症状】 1)わかりやすい疲労 身体の疲労は、筋肉や内臓に無理させた情報が脳に伝わり、身 体の機能低下などの反応として起こります。 例えば、何かスポーツをして手足の筋肉を使いすぎたとすると、 筋肉→脳→筋肉と反応し、手足に筋肉痛が起こります。 2)わかりにくい疲労 身体からの疲労情報が、脳から自律神経に出されることがあり ます。 自律神経は、身体の器官の無意識な活動をコントロールしてい るところなので、自律神経に情報がいくと、体温や呼吸など、他 の場所にも異常が現われてきます。 例えば、動悸がするのに心臓には異常が見つからない、呼吸が 苦しいのに肺は悪くないといったケースです。 このような症状を治すには、いくら心臓や肺を治療しようとしても ダメで、ちゃんと疲労を解消すれば回復するのです。 【疲労度チェック】 ・怒りっぽくなって、ささいなことでもすぐに怒る。 ・単純ミス、勘違い、度忘れが増える ・特に夕方から夜にかけて独り言が増える ・朝起きたとき、シャキッとしない。 ・やる気がでない ・いつも身体が重く感じる この中で、3つ以上当てはまるものがあれば要注意です。今の 段階で休養をとり、身体を休めておけば回復も比較的早く、す ぐに元気を取り戻せます。 (参考:疲労 堀史朗著) 「疲労の現われ方」なども参考になさってください。 |