6月29日(土) 「スポーツドリンク」
スポーツドリンクには、ペットボトル入りのものや缶入りなど多種多
様のものが市販されています。水溶液の成分は、消化・吸収のよ
い糖質が約5%前後(ソフトドリンクと比べると1/2の含有量)と、汗
の組成に対応して、ナトリウム・カリウムなどが含まれています。
またビタミンとしては、エネルギー代謝に関係するB1・B2・ナイア
シンなどと、疲労回復を促進するCが含まれています。
過剰摂取の害のある脂溶性ビタミンA・D・Eは含まれていません。
その他、清涼感や飲みやすさを与えるために、クエン酸・りんご酸
などの有機酸、香料などが添加されており、味は一般に、かすか
な甘酸っぱさを特徴としています。この成分は、メーカーにより多
少の違いはありますが、いずれもその目的と、期待される効果は
同じです。
しかし、スポーツドリンクには、他の飲料に比べて、ナトリウムが多
く含まれています。ナトリウムは私たちの身体にとって確かに欠く
くことのできないミネラル分ですが、取りすぎは高血圧の誘引にも
なります。したがって、汗をかかないときに、水代わり、ソフトドリン
ク代わりに飲用することには注意が必要です。
スポーツの前後、またはスポーツの途中などに飲用する、一時的
な水分と前記栄養素の補給飲料であることを忘れないようにした
いものです。 (参考:健康食生活百科、神奈川県薬剤師会版)―――――――――――――――――――――――――
6月22日(土) 「遅れて現われる中高年の疲れ」
新聞に「遅れて現われる中高年の疲れ」というコラムが掲載されて
いました。私も最近このことを感じており、お若いかたには参考にし
ていただきたいと思いましたので載せることにいたしました。
コラムの執筆者は日本赤十字看護大学教授竹中文良氏です。
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中高年となって気づくのは、若い頃考えていたほど自分の歳を感覚
で意識できなることだ。大切なのは、見かけだけではなく、肉体的、
精神的な能力の保持である。
そのために注意してほしいのは、歳をとるほど疲れの出方が遅くな
ることだ。これは年齢の異なるものが数時間同じ仕事をし、その後
の疲労感を聞いてみると、年齢による感覚の違いがよくわかる。
例えば、私(竹中氏)が長年やってきた外科手術では、60歳前後の
ベテランから、20歳代後半の新人まで、同じ時間帯を同じ場で過ご
す。長い時は7〜8時間の手術もある。もちろん立場により精神の
緊張情況は違うが、同じ姿勢で棒立ちしている肉体的な疲労度は
同じだ。
さて手術が終わり、直後に疲労を訴えるのは20歳代の若者である。
数時間経過して、30〜40歳代の医師が疲れましたねと言う。
50歳前後のベテランは手術の翌日、60歳になると、疲労は2〜3
日後に現われてくる。
スポーツでも同じ事が言える。70歳の開業医の奥方によると、ご主
人が日曜日にゴルフに行く、月曜日は元気はつらつ、火曜日は疲
れ気味、水曜日には口もきかなくなるという。
植物を見るとよくわかる。木の若い枝は少しの力でよく曲がり、離す
と元に戻る。老木はなかなか曲がらない。無理に曲げると折れてし
まう。
中高年の上手な生き方のこつは、感覚よりも、頭で考えた疲労度を
予測して、次の計画を立てるぐらいの慎重さということになる。
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以上ですが、中高年から上のかたたちは、外出や旅行などでも後の
ことを考えたゆとりのある計画が、疲れを上手にのりきるコツと言え
るようです。
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6月15日(木) 「薬剤とインポテンツ」
最近比較的若い男性にもインポテンスが増えているという報告もあ
りますが、疾患の治療に服用する薬剤の副作用でそのような症状
を起こすこともありますので、添付文書の副作用の項にインポテン
ツの記載がある主な薬剤を記載いたします。(商品名)
*抗てんかん剤・・・テグレトール
*不整脈治療剤・・・ケセラン、スイロリン、セレネース、ハロジャス
ト、ハロステン
*血圧降下剤 ・・・ハイトラシン、バソメット、アーチスト、エントレッ
クス、ダイクロトライト、ニュ−トライド、パンテモ
ン、マゴクロン、カルデナリン
*血管拡張剤 ・・・アムロジン、ノルバスク、レニベース
*高脂血症用剤・・・ベザトール、バザリップ
*消化性潰瘍用剤・・・アルカメット、カスロック、シメチバール、タガ
メット、アシノン
*卵胞ホルモン及び黄体ホルモン・・・ルトシール、ロンステロン、プ
レニール、プロスタット、プロスタール
*抗結核剤 ・・・イソニアジド、ヒドラシッド
(参考、協和発酵株式会社薬立つNo.27)
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6月8日(土) 「胃と胃液」
私たちの胃は、1日に2〜3リットルもの胃液を分泌しています。
胃の中に食物が入ってくると、それまではひだ状だった胃壁が伸び、
その刺激でガストリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。その刺
激で胃液が分泌して消化活動を始めるのです。
胃液の主な成分は、タンパク質を消化する酵素であるペプシン、食
物を殺菌をすると同時にペプシンを活性化させる働きのある胃酸の
2種類です。胃酸は強い酸性を示す塩酸が主成分で、若い人であ
ればpH1〜2ともいわれています。
私たちの胃もタンパク質でできているのですから、これほど強い酸
性の液体とペプシンの攻撃を受ければ、溶けてしまっても不思議で
はありません。それは胃の粘膜をおおうように分泌する粘液のおか
げなのです。食べ物が胃に入って胃液が分泌されると同時に、粘膜
細胞からは多量の粘液が分泌され、胃液から胃壁を守るバリアを
張り巡らせます。粘液は細かいネットのように消化液をからめとり、
胃壁に直接触れないように保護してくれるのです。こうして、胃壁に
接するあたりでは酸性から中性(pH7)になり、胃壁は消化されない
ですむわけです。
また、血液の循環も、粘液を十分に分泌させるために欠かせない
要素です。血液循環が悪くなったり、血液が酸素不足に陥ると、粘
膜細胞は栄養不足になって働きが悪くなってしまいます。
胃とは、常に胃粘膜を荒そうとしている因子と、胃粘膜を守る因子
のバランスの上に成り立っているのです。
なんらかの原因で粘液の分泌が少なくなったとき、胃液は裸になっ
た胃の粘膜に攻撃を開始し、その部分は鬱血状態になってきます。
胃液の分泌が多くなりすぎても同じような結果をもたらします。
つまり、胸やけ、げっぷ、重い、痛い、吐き気などのさまざまな胃の
不快感は、胃の中で保たれていた攻撃因子と防御因子のバランス
が崩れたときに起きてくるのです。
(参考:NIKKEI
Drug Infomation)
「胃痛の薬」「胃・十二指腸潰瘍(発生機序と症状)」なども参考にな
さってください。
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6月1日(土) 「爪を大切にしましょう」
爪は、指先を保護し、指先の働きを助けています。ふだんあまり意
識することはありませんが、指先を使ってさまざまな仕事ができる
のは、爪のおかげです。
仕事がしやすい爪の長さは、爪の下の皮膚である「爪床」から離れ
ている部分が0.3mm程度と言われています。野球の投手などは、こ
の微妙な長さを保つために、毎日やすりで爪を研ぎます。爪切りで
無神経にぱちりと切るのは深爪の原因になるので注意が必要で
す。深爪すると、力が入らず爪本来の役目が果たせないばかりか、
爪床からばい菌が入り、トラブルの原因にもなります。
伸ばす場合は、爪床から離れるに従って爪はもろくなるので、まめ
に爪の表面と裏側にクリームを塗って保湿しましょう。伸ばしすぎは
割れやすくなるだけでなく、衛生上よくないのでほどほどにしましょ
う。爪の中はばい菌の巣窟でもあるからです。
マニキュアは、つける時にも除光液を塗る時にも爪から水分を奪っ
てしまうので、マニキュアをとった後は保湿性クリームを忘れずにし
ましょう。またマニキュアをつけるとき甘皮をとると、爪の付け根に
あり、爪を作っている「爪母」を傷けることになりますから、甘皮は
とらない方がよいでしょう。
爪はケラチンでできています。爪のためには卵、牛乳、鶏肉などの
動物性タンパク質や、ビタミンA・B・D、ゼラチン質、カルシウムな
どの栄養分を十分に摂取することが大切です。
(参考:Health
Up News VOL428)
「爪と健康」「爪の病気とトラブル」なども参考になさってください。
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