8月31日(土) 「食品ラベル表示の疑惑」
食品表示ラベルの偽装が発覚して、食品の安全性を判断する目安が
失われたように思われた方も多いと思います。
現在の牛肉の表示では「国産牛」とは日本で3ヶ月以上飼育された牛
のことで、生まれは外国でもよく、ホルスタインなどの乳牛が多いのが
実情といわれています。
「和牛」とは、乳牛でない肉専用の黒毛和牛、褐色和牛、日本短角和
牛、無角和牛の4品目を指しますが、これも外国産でも良いとされてい
ます。
豚肉の最高品である「黒豚」は純粋バークシャー同士の交配で生産さ
れたものです。しかし、生産量に比べ、流通量が多すぎて、偽物が流
通している疑惑が指摘されています。「国産」とは黒豚以外の国内産
のことで、銘柄名や産地を表示しても良いことになっています。
ひき肉では、牛の単品や鶏だkなら生鮮品として原産地を表示するこ
とになっていますが、合いびき肉は加工品に入り、「牛と豚」といった原
材料の表示は必要でも、原産地の表示は義務付けられていません。
同様に、焼肉用の味付け肉も原産地表示の義務はありません。味付
けされていない単品だけが生鮮品扱いになります。
魚介類の場合、切り身の生魚や単品の刺身平盛りは生鮮品で、原産
地や養殖ものか、解凍品かを表示するが、取れた場所が不明なら水
揚げされた港や都道府県でもよく、添加物も無表示で良いことになっ
ています。
二点以上の刺身の盛り合わせや、ほっけの開きなどは加工品として
添加物の表示気味があるものの、原産地表示はいらないことになっ
ています。パックの「加工年月日」は、パックした日付であって、さばい
た日とは限らず、中身はそのままパックを詰め替えれば、日付けも更
新されることになります。
野菜の「減農薬栽培」「無農薬栽培」などもあくまで自己申告になって
います。 (参考:食品表示のトリックを見破る本 宝島社)―――――――――――――――――――――――――
8月24日(土) 「食後に服用の薬」
1.薬はぬるま湯コップ1杯か半杯程度で飲むのが基本です。飲みや
すいばかりでなく、薬をよく溶かし、吸収をよくするからです。ちな
みに吸収は水よりぬるま湯、ぬるま湯よりお湯の方が、量は多い
方が速くなります。
2.食後に服用するものは、みそ汁やお茶で飲んでもさしつかえあり
ません。従来はお茶に含まれているタンニンが鉄にくっつくので禁
物とされていましたが、最近は一部の薬を除いては薬が進歩いる
ので心配はないようです。
3.食後と指示されたら、食後20〜30分以内に飲むとよい場合が多い
ようです。胃の中に食物が残っていて胃に刺激が少なく、そのうえ
ほどよく吸収されて副作用を防ぎ、効果が持続するからです。
ただし、脂にしか溶けないビタミンA、Dは、脂の吸収を助ける胆汁
が腸内に充分分泌されている食事直後に飲むことが大切です。
鎮痛剤やある種の抗生物質など、胃腸障害を起こしかねない強い
薬で、吸収が食事によって影響を受けにくいものも食事直後に服
用する方がよいでしょう。
4.喘息の発作やリウマチの痛み、狭心症、心筋梗塞など明け方に
起こりやすい症状に効く薬は、夕食後30分を目安に飲むと、明け
方には有効成分が体内に残っていないので症状を抑えられない
ことがあります。特に夕食を早めにとる人は要注意でしす。空腹
時に飲んでも副作用がない薬なら寝る前に、胃を荒らすものなら
クッキーなどと一緒に服用するとよいでしょう。
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8月17日(土) 「耳あかと耳そうじ」
耳の入口から鼓膜までには、外耳道という長さ2.5pぐらいのトンネル
があります。この周りの耳垢腺や皮脂腺と呼ばれる管から分泌され
た物質が、はがれた上皮や外部からのホコリなどと混ざったものが
耳あかで、外耳道や鼓膜を保護したり、虫やゴミなどの異物が入る
のを防いだりしています。
耳あかと言えば耳そうじですが、気持いいからと頻繁に耳そうじをす
すると、水虫と同じ真菌性の炎症を起こすことがあります。
また、固い耳かきやヘアピンを耳の中に突っ込んでグリグリとほじる
のは絶対禁物です。耳の内部を傷つけやすく、そんな状態で水の中
に入ると中耳炎になります。
そうじするのは、入口付近だけで十分です。綿棒を外耳道壁に沿わ
せて耳あかをそっと手前にかき出します。
奥の方からかき出すというイメージは捨て、入口付近にこぼれている
耳あかを拾い集めるという感じです。
耳あかには、ベトベトした軟性タイプと、パサパサした乾燥タイプがあ
りますが、特に乾燥タイプの耳あかの人は、耳あかが自然にポロッ
と外に排出されるので、頻繁にそうじする必要はありません。
ただし、気をつけたいのが水に入る時。耳あかが外耳道に詰まって
いるときに、水泳などによって耳の中に水が入ると耳あかがふくれあ
がり、外耳道を塞いでしまい、聴力が低下したり外耳道を圧迫して痛
みを感じることもあります。プールや海で泳ぐ前には、綿棒で軽く耳そ
うじをしておきましょう。 (参考:Health
Up News No.1824)
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8月10日(土)
「マイナスイオン」
近頃、エアコン、空気清浄機などでマイナスイオン効果をうたう製品
が目につきます。この場合のマイナスイオンとは、マイナスの電気を
帯びている酸素と、大気中に浮遊している細かい水の粒が結合した
ものを指すようです。
清浄な空気中には1ml当たり500〜600個ほどのマイナスイオンが漂
っているとされています。森林や滝など大自然の中にマイナスイオン
が豊富です。このような環境の中では、細胞内の老廃物などが血液
にスムーズに送り出されて、体内の細胞が活性化します。しかし、身
の周りを見回してみると、決してマイナスイオンが豊富といえる環境
ではありません。大気汚染、フロンガスによるオゾン層の破壊、電子
機器が発する電磁波はプラスイオンの温床です。コンピューターに
囲まれたオフィスはもちろん、家電が並ぶ台所でさえ、プラスイオン
がマイナスイオンの数値をはるかに上回っています。
プラスイオンが増え、イオンバランスが崩れると、自律神経系に支
障をきたし、人体にさまざまな影響を及ぼします。自律神経の狂い
は血液の循環を悪くし、肩こりや頭痛、便秘、不眠症などをもたらし
ます。
マイナスイオンの働きは十分に解明はされていませんが、体の自律
神経系に作用し、鎮静効果をもたらして神経をリラックスさせ、スト
レス解消の作用があると報告されています。さらにストレス指標であ
るNK細胞数や発汗、脈拍が減少、瞑想するときに出るアルファ波
も増加したという報告もあります。マイナスイオン効果をうたった製
品が先行し、研究が追いついていないのが現状で過度の期待は禁
物ですが、たまには天然のマイナスイオン効果がある滝や森林など
に出かけたいものです。 (参考:KIRARA
Vol.29)
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8月3日(土)
「プール水におけるトリハロメタンについて」
近年プールの利用形態・利用目的が多様化し、より衛生的な水質の
確保に国民の関心が高まってきていたことから、衛生基準の見直し
が検討され、12年11月に旧厚生省生活衛生局内にプール衛生準
備検討会が発足され、11年度の構成化学研究のプール実態調査
結果やドイツのDIN(ドイツ規格協会)を参考にして「遊泳用プールの
衛生基準」(13年7月24日付け 厚生労働省健康局通知)が改訂
されました。
これに伴い、「学校環境衛生の基準」(13年8月28日文部科学省
スポーツ・青少年局長通知)が改訂され、14年度から学校プール水
質検査項目に「総トリハロメタン」が新たに加わりました。
一般にトリハロメタンとは、メタンを構成する4つの水素原子の3つが
ハロゲン化合物に置換されたものですが、水道水中のトリハロメタ
ンとは、アメリカ環境保護庁(EPA)がクロロホルム。ブロモジクロロメ
タン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4種の化合物を定義し、
WHOやわが国でも同様に表現しています。総トリハロメタンとは、こ
の4種の合計量を指します。
トリハロメタンは、水道原水中に含まれるフミン質(植物などが微生
物により分解され生成した有機化合物からなる高分子化合物)等の
有機物質と浄水過程で注入される塩素と反応して生成されます。
有機物汚染度の高いプール水では、消毒のために添加されている
塩素剤(次亜塩素酸ソーダ等)によってトリハロメタンが発生し、揮
発性でしかも空気より重いトリハロメタンが、水面付近に漂い、遊泳
者やプール近くにいるすべての人に影響を及ぼすとされています。
トリハロメタンの水質基準は、発ガン性を考慮して決められた水質
項目であり、アメリカ国立ガン研究所(NCI)の実験結果から、クロ
ロホルムが発ガン性を有することがわかったためです。
トリハロメタンは体内に入り、腸壁から吸収されて脂肪の多いとこ
ろに取り込まれ、しかも排泄されにくく、体内に蓄積されて濃縮され
ていきます。
トリハロメタンは水温やpH値が高いときに生成量が増加し、塩素の
接触時間とともに生成量が増加します。そこで夏場のプールはトリ
ハロメタン濃度の監視も重要となります。目標値を超えた場合は、
補水、換水などを行う他、塩素の濃度が過剰とならないように適切
な管理を行う必要があります。
なおトリハロメタンについては、すでに水道水質基準に規定されて
いますが、連日多量の飲用が想定されないプールでは、現時点で
は経皮吸収や経気道吸収に関する知見が十分ではないため暫定
的な目標とされました。 (参考:薬壺)
「水道水について」 も参考になさってください。
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