1999,6月の『ひとこと』

6月29日(火)  「肌(3.乾燥肌のスキンケア)

乾燥肌のスキンケアの基本は、外用剤(保湿剤)の塗布と
生活スタイルの改善です。

私たちの皮膚表面には皮脂腺から分泌される脂質が膜を作
っています。皮脂の分泌量は性ホルモン、特にアンドロゲ
ンの分泌量に依存しています。アンドロゲン分泌量の少な
い子供やお年寄りでは皮脂量が少ないので、乾燥肌になり
やすいと考えられています。

ワセリンなどの油性成分は、それ自体には水分を保持する
作用はありません。しかし、皮膚表面に皮膜を作ることに
よって水分が失われるのを防ぎます。ただし、油性軟膏は
べたつくのが難点です。

クリーム剤はべたつかずさらっとしています。クリーム剤
には尿素、ヘパリン様物質、ヒアルロン酸などの吸湿作用
を持つ種々の物質が配合されています。尿素は安全性が高
く安価でさまざまなものが薬局で市販されていますが、炎
症や傷があるとピリピリとしみます。
ヘパリン様物質、ヒアルロン酸はヒト真皮に存在するムコ
多糖類という物質の仲間です。分子量が大きいために表皮
から真皮へと浸透することはできませんが、皮膚表面に留
まって保湿作用を発揮します。このような軟膏やクリーム
を入浴後の肌が完全に乾ききらないときに塗布するのが最
も効果的です。保湿成分を含んだ入浴剤もありますが、皮
膚が赤くなって炎症を起こしている場合は使用を避けたほ
うが良いでしょう。

近年、私たちを取り巻く生活環境は高気密高断熱化し、冬
は暖房、夏は冷房というように低湿度化が進んでいます。
角層のバリア機能が低下している乾燥肌の人にとって、乾
燥環境は好ましくありませんので、適度な湿度を保つこと
が大切です。

高血圧や糖尿病などは生活習慣病であり、その発症に個人
の生活環境が大きく反映します。乾燥肌も同様です。
遺伝的因子もありますが、皮膚の乾燥を助長するような外
的因子を生活環境から少なくすることがスキンケアでは重
要です。環境改善によっても補えない部分を保湿作用のあ
る外用剤を塗ることによってカバーしましょう。

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6月27日(日)  「肌(2.乾燥肌)

皮膚は一番外側には表皮、その内側には真皮、皮下脂肪
組織と続いています。
表皮は基底層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層、角層
と呼ばれる4層の表皮細胞からできています。基底細胞
は定期的に分裂し、次第に外側へと押し上げられていき
ます。これを細胞の分化といいますが、基底細胞の分化
の最終目的は角層を作ることです。

角層は表皮細胞に由来するケラチン、脂質、アミノ酸な
どから構成されています。
角質に含まれる水分量は33%ですが、12%が細胞間
脂質、20%がケラチンに含まれています。この水分が
減るとカサカサとした乾燥肌になります。乾燥肌になる
背景にはアトピー性皮膚炎やさめ肌などの体質(遺伝)
や乳幼児やお年寄りなどといった年齢による変化ともい
うべき内的因子があります。
このような乾燥肌では皮膚から蒸発する水分が増えると
ともに角質水分層が減っています。また、アトピー性皮
膚炎患者や高齢者の乾燥肌では、脂質中のセラミド量が
減少しており、それに伴って角質水分量も減少していま
す。セラミドが減少すると隙間ができてしまい、さらに
皮膚からの水分喪失に拍車がかかります。同時に、外か
らの刺激も入りやすくなります。

このように角層のバリア機能にセラミドが深く関わって
いる可能性が推定されますが、アトピー性皮膚炎や高齢
者でセラミドが減る本当の理由はまだわかっていません。

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6月26日(土)  「サラダ油について

あるかたから「週間金曜日1999.6.18.リノール酸神話は
崩壊した」のFaxをいただきましたので、そのことにつ
いて書くことにしました。
――
記事の要略は
「リノール酸は老化を防ぐというマスコミCMが拍車を
 かけたために、家庭用油はほとんどがリノール酸に偏
 り、取りすぎによる弊害が出ている。
 アレルギー、発ガン、脳卒中、うつ病などで、シソ油
 を与えたラットは、ベニバナ油を食べたラットと比べ
 て15%も寿命が長いことが確認されている。
 食用油は市販サラダ油をさけて、シソ油、エゴマ油、
 アマニ油やリノール酸系の少ないオリブ油に変えるこ
とをお奨めする。」
という内容のものでした。

これを読んで、間違えないでいただきたいのは、以前書
きました「91.植物油とアトピー性皮膚炎」にありますよ
うに、脂質の理想的な割合は、動物性1、オレイン酸1、
魚油0.8、植物油0.2だということであり、リノール酸
が悪いのではなく、偏ることが悪いということなのです。

市販の植物油や製品化されたもの(ドレッシングや菓子、
スナックなど)はほとんどがリノール酸系の植物油で出来
ていますから、家庭での調理には極力リノール酸系のサ
ラダ油を避けるようにしなければ理想的な割合に近づけ
ないということになります。

90.植物油とアトピー性皮膚炎(1)
91.植物油とアトピー性皮膚炎(2)
も参考になさって下さい。

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6月24日(木)    「肌(1.肌の老化)

年齢とともに肌が乾燥するとシワができやすくなり
ます。乾燥性の小ジワは保湿ケアできちんと解消す
ることができますが、放っておくと表面シワのよう
な消せないシワになってしまいます。
また、肌が乾燥すると、肌本来の働きが鈍ってしま
うので、くすみがちになります。みずみずしさがな
くなり、肌の透明感が失われてしまうのです。老け
て見えるだけでなく、老化も促進されます。

肌の水分不足は肌荒れも引き起こします。乾燥した
肌に触れるとざらついたり、白い粉をふいたような
状態になることがあります。こうなるとファンデー
ションののりがよくないだけでなく、肌の抵抗力が
落ちて外からの刺激を受けやすくなり、湿疹などの
トラブルを招くことにもなりかねません。

年をとると肌の水分量が減少するのは事実ですが、
化粧水や美容液で適切な保湿ケアをすれば、水分
がたっぷりの状態を保つことができます。

「肌荒れや乾燥にはクリーム」と思いがちですが、
肌は水分不足の状態ですので、水分の補給こそが
大切なのです。

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6月22日(火) 「自治体の裏切り(新聞記事より)

今日の読売新聞に次のような記事が出ていました。

『東京都東久留米、清瀬、保谷、田無の4市で作るゴミ
 処理のための組合が不燃ゴミとして分別収集したプラ
 スチック類を可燃ゴミと一緒に焼却していることがわ
 かった。分別収集は見せかけだったわけで、30年間
 にわたって焼却されていた。焼却の理由を組合助役は
 プラスチック類を燃やすとゴミの量が減り、最終処分
 場の寿命が延びる。また、ゴミ焼却による自家発電の 
 効率をあげるためにも焼却が必要だった、と説明して
 いる。
 しかし、最終処分場に搬入するゴミの量は、同処分組
 合が設けた配分量を下回っており、優良自治体として
 93年からの6年間で計約2600万円の報奨金を受
 けとることになっている。』
これに対し市民団体は
『ダイオキシンの危険性は行政自身が市民に訴えてきた
 のに、市民が分別したプラスチック類を秘密裏に燃や
 していた事実に激しい怒りとショックを感じる。市民
 に対する重大な裏切り行為だ。』
と述べています。

私が住む地域では、段ボールが資源ゴミにならず、可燃
ゴミとして出すように決められており、役所に理由を尋
たところ、再生するのにコストがかかるためということ
でしたが、私としては納得できていません。リサイクル
するのにコストがかかるから燃える物は燃やしてしまう
ともとれる答えに、これでは可燃ゴミは減らないのでは
ないかと考えてしまいます。

国と地方自治体と私たち国民の歯車が合っていないよう
感じてしまうのですが、皆さんはどうお考えですか。

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6月20日(日)  「紫外線の予防(2.日焼け止め)

最近は日焼け止めクリームだけでなく、化粧水、美容液、
乳液、ファンデーションなどの紫外線を予防する成分を
配合した商品が出ています。

日焼け止めクリームやUVカット化粧品にはSPF(紫外線
防止指数)が記されていますが、SPFの数値が 大きい
ど安心かというと、そうではありません。
数値が大きい商品はノビが悪く、落ちにくいのです。
肌がかさついたり、何度も洗顔しないと肌に残ったりする
ものもあり、それだけ肌にかける負担も大きくなります。
化粧崩れと同じで、日焼け止めも時間が経つと皮脂や汗
ではがれたり、ムラになったりします。ですから、SPF値
が50や60の商品よりも、SPF20前後のものを塗り直し
たほうが効果的です。

紫外線対策は年間を通して考えることが大切ですが、女
性にはシミができやすい時期と、そうでない時期があります。
排卵が終わってから次の生理が始まるまでの約2週間を
黄体期と言いますが、この時期はシミの現れる率が高く、
なります。また妊娠中やピルを長く服用している間もシミが
できやすくなります。

これは黄体ホルモンという物質の影響で、メラニン色素の
生成が刺激されるためだと考えられます。
ですから、黄体期や妊娠中は特に紫外線を避けるよう心
がけ、シミの予防に注意するようになさってください。

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6月19日(土)  「紫外線の予防(1.シミ)

紫外線を浴びると、なぜシミができるかご存じですか。

シミの原因となるメラニン色素は、細胞の一番大切な部分
である核の上に傘をさすような形で存在します。
そして、紫外線を吸収する性質があって、大切な核が紫外
線で傷つかないように働いているのです。
さらに、日焼けで肌が黒くなるのは、紫外線がそれ以上体
内に入り込むのを防ぐための防御反応なのです。

こうして生み出され、役割を終えたメラニン色素は、新陳代
謝とともに表皮の上のほうへと押し出され、最後はあかとな
って排泄されるのが普通です。
ところが、いつまでもメラニン細胞が色素を作り続けていた
り、反対に真皮にまでもぐりこんで、色素沈着をおこしてしま
うことがあります。それがシミとなるのです。

肌が黒くなる日焼けばかりでなく、赤く炎症を起こす日焼け
でも、炎症後に色素沈着を起こしてシミになることがあります。

そばかすは遺伝的なものですが、正体はシミと同じくメラニ
ン色素なので、紫外線を浴びると濃くなります。

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6月17日(木)  「アトピー性皮膚炎の治療」

薬剤師向けの情報誌に、皮膚科の医師がアトピー性皮膚炎
の治療について書いていましたので抜粋してみます。
       
       ……………………………
アトピー性皮膚炎の治療では、いままでアレルギーの面だ
けが強調されてきましたが、最近は乾燥して敏感になりや
すい、皮膚のバリア障害という側面も重視されるようにな
っています。したがって患者さんが皮膚を清潔にしたり、
保湿薬を塗るなど、スキンケアがきちんと行われることが
大切です。

ステロイド外用剤などの第一選択治療はすべて対症療法で
あり、アトピー性皮膚炎は遺伝的、先天的要因があります
から、完全に治すことはできません。ですから糖尿病が血
糖値のコントロールを治療の目的としているように、アト
ピー性皮膚炎でも、負担にならない療法によって、炎症や
痒みをコントロールし、通常の日常生活が送れるレベルを
維持することを治療のゴールとしてます。多少のかゆみが
あっても、夜眠れて、仕事にも支障を来さない状態を維持
することが治療のゴールであることを理解して下さい。

患者さんは、ともすると外用薬をぬったり、抗アレルギー
薬を飲んだりしていれば、アトピー性皮膚炎そのものが治
ると錯覚し、少し良くなると、治ったからと薬をやめてし
まうかたも少なくありません。しかし、自己判断で薬を止
めてしまうと、とびひ、水イボ、ヘルペスといった感染症
や、白内障など眼科的な合併症が起こってしまいます。
ですから、もう一度治療の意味を理解し、ゴールについて
再確認していただきたいと思います。

       ……………………………………
というものでしたが、治療法を熟知し、患者の話をよく聞
いて対処してくれるような医師と巡り会うことが、症状改
善へとつながると考えるかたは私以外にも多いのではな
いでしょうか。

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6月14日(月)  「ステロイド剤について」 

ステロイドが良く効くといわれるのは、他の薬物とは異なり、
末端の反応を抑制するからではありません。
反応の初期のアラキドン酸ができる手前で効くためです。そ
のため皮膚がくずれず、効くように見えるのです。

しかし、下層の皮膚の皮脂を表面に引っぱり出して表皮のく
ずれを止めることになるため、皮膚がどんどん薄くなってしま
います。

一般的には皮膚がくずれるというと、大変悪い状態だと思い
こんでしまいがちですが、これは新陳代謝と呼ばれるもので、
古い皮膚や傷ついた皮膚を落とすということなのです。

細胞の回転をもっとも上位の位置で止めてしまうステロイドは
アレルギーなどの炎症に対して強い効果を示しますが、それ
故に副作用も強くなってしまいます。
これでは、決して病気に対する根本治療とはならず、逆に細胞
の活性化を抑えるために働いていることになっているのです。

そのため、使用を中止したときにはまた必ず再発し、「リバウン
ド」として強い炎症が起きてしまいます。
身体にとって有益な菌を減らしたり、ウイルスの感染症を繰りか
えして、入院が必要になってしまいます。

だだし、ステロイドに勝る抗炎症薬はまだ見いだされておらず、
長期の連用に問題があると考えられるのであって、適切に使え
ば効果が高いのです。

高尾病院の江部先生が「健康現代」という雑誌の中で次のよう
に語っておられます。
「ステロイド自体に罪はなく、問題はその使い方、ぬりかたにあ
ります。ぬるからには、副作用の出にくい非常にきめ細かいぬ
りかたが必要なわけです。と同時に自然治癒力が高まるような
根本的なことをなにかやっていくことが大切です。
ほとんどの場合、副作用は強い薬を1年2年と塗り続けるといっ
ぬりかたによっておこるのです」

「こらむ」「
20.漢方薬とステロイド」「おなかのはなし」も参考に
なさってください。

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6月13日(日)   「鎮痛剤

私たちはいろいろな痛みを感じます。
その痛みには、「プロスタグランジン」という物質が関与して
いるのです。このプロスタグランジンは痛みをより強く感じさ
せたり発熱を引き起こしたりします。
市販されている鎮痛剤には、アセトアミノフェン、アスピリン、
エテンザミド、イブプロフェンなどの鎮痛成分が入っています
が、これらは、プロスタグランジンの生成を断ち切ってしまう
働きをします
ですから、頭痛から筋肉痛、歯痛まで、すべての痛みに効果
のはもちろん、熱を下げるための解熱剤としても使われるわ
けです。

ただし、プロスタグランジンの働きは痛みや熱や熱に関係す
るだけではありません。
たとえば胃では、プロスタグランジンが胃の粘膜を守る重要
な働きをしています。ですから鎮痛剤を続けて服用していると、
胃にプロスタグランジンができなくなり、胃粘膜が荒れてしま
いますので注意してください。

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6月11日(金)   「ストレス克服10ヵ条」

たまった雑誌を整理していたら、目に留まりましたので書き
出してみました。

「ストレス克服10ヵ条」  

 1. 憶測ではなく事実に基づいて行動しよう。
 2. 70lできれば良しとしよう。
 3. 他人を変えるより自分が変わろう。
 4. 行動することで気持ちを切り替えよう。
 5. 何が大切かを見失わないようにしよう。
 6. 力の入れ方にメリハリをつけよう。
 7. ありのままの自分を受け入れよう。
 8. 一挙に多くを望まず、変化は少しずつ確実に。
 9. 自分にできること、できそうなことから実行しよう。
10. 一人で行動できるようになろう。

以上ですが、参考になさってください。

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6月8日(火)   「女性の脱毛症」

男性の壮年期脱毛症の薬が発売になり話題になっていますが、
残念ながらその薬は女性には使えません。
女性の脱毛は原因が明確になり、それを改善すれば脱毛を防
ぐことが出来る場合が多いので、原因について書いてみます。

人間の頭髪の数は約十万本で、一本あたりの寿命は約2年
から6年です。
寿命のつきた毛(休止毛)は自然に抜け落ち、新しい毛と生え
変わります。
この休止毛は毛根が白い球のようになっており(棍毛)、1日に
抜ける量は約100本で、この範囲内なら生理的な脱毛で、心配
ありません。また、昔から「秋ナスのころは、髪が抜ける」と言わ
れており、9、10、11月はだれでも抜け毛が増え、3、4月は少
なくなります。
いっぽう毎日の抜け毛が急に増え、それも棍毛ではなく、毛根が
細い毛が多いときは危険信号です。円形脱毛症や抗ガン剤を
服用中とか、その他甲状腺や脳下垂体、副腎などに病気があ
る場合は別として、次の原因が考えられます。

1:ホルモンのアンバランス。
 男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンと思われがちです
 が、両性とも両方のホルモンを分泌しています。しかし、女性は
 相対的に男性ホルモンが増えると男性の若はげに似た現象が
 起こります。典型的なのは更年期や出産後の女性に見られる
 頭頂部の薄毛です。最近は20代の若い女性に増えているそ
 うです。

2:経口避妊薬(ピル)の常用者
3:誤ったダイエットによる栄養障害、特に動物性蛋白質の不足
4:パーマやヘアダイ、洗髪のしすぎ
5:精神的ストレス

脱毛が気になる場合は原因を考え、どれにも当てはまらない、
場合は重大な病気が隠れている場合もありますので、専門医
に相談して下さい。

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6月6日(日) 「新聞の投稿より」

昨日の読売新聞の投書欄に、心に残った投稿が二つありました。
一つは医師からの投稿で、薬の処方に関する一言でした。
以前の投稿「子供たちを薬漬けにしないで」に対する返答になの
ですが、、抗アレルギー薬を例にあげ、この医師の薬選びの視点
について書いています。その投稿の最後の箇所が、とても心に残り
ましたので、抜粋してみます。

「私がこの薬を使うのは収入が増えるからではないし、実際に収入
がアップするということではありません。それよりも当然のことです
がこの薬が患者さんの快適な生活に大いに役立つからです。私は
検査でも薬選びでも、患者さんに役立つかどうかという視点で行っ
ているつもりです。薬は使わないで済めばそれにこしたことはあり
ません。ただし、使うべき時にはちゅうちょしてはいけないと思いま
す。どうか良い医師に巡り会い、そのプロフェッショナルを信じて下
さい。」

この最後の言葉「どうか〜信じて下さい」を医師から聞いたのは、
私は初めてでしたので、感動すら覚えてしまいました。そして、今
病気と戦っているかたたちが、このような考えを持つ医師と巡り会
うことができるよう祈らずにはいられない気持ちになりました。

もう一つの心に残った投稿については、別の機会に書くことにします。

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6月2日(水) 「梅雨時の注意と舌苔の鑑別法

日々の寒暖の差が大きい時期です。風邪にご注意ください。
特に
喘息のかたは、身体を冷やさぬようお気をつけ下さいませ。
膀胱炎や首の筋違いで来店される方も増えています。思わぬ
所に冷えの影響が現れますので、ご注意ください。
胃腸の調子も崩れやすく、胃腸炎を起こしやすくなります。その
場合の舌苔による鑑別法を簡単に書いてみましょう。
潰瘍などの炎症が起きている場合は、胃に熱を持っていますか
ら、舌は濃い白苔から黄苔を呈するようになり、便秘がちで便も
黒っぽくなります。潰瘍まではいかなくても軽い炎症がある場合は
まだ熱が残っているので、白苔を呈します。反対に冷たい物の摂
りすぎで調子が悪いときは舌は薄い白苔もしくは灰舌を呈し、多く
は、冷えによる下痢や腹痛を伴いやすくなります。以上を参考に
なさり、適切な処置や治療をなさってください。

梅雨の身体に対する影響」も参考になさって下さい。

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