薬物依存

若者の間での「薬物依存」が社会的な問題になっています。
私のところでも鎮咳剤(塩酸メチルエフェドリン配合)を扱っていま
すので無関心ではいられず、ちょうどそれに関した記事が目に留
まりましたので、皆さんにも知っていただきたいと思い、書き出す
ことにいたしました。

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(聖マリアンナ医科大学宮里助教授の話)
薬物に手を出した動悸を若い人に聞いてみると、「ダイエットをし
たかったから」「気持ちがよくなるから」「ハイになれるから」「スト
レスを解消したいから」といった声が返ってきます。好奇心や仲
間同士の連帯感から薬物に近づくケースもまれではありません。

現代は、将来に対する不安がどんどん広がって、あせりや憂鬱
感に支配されやすく、それを解消するために、安易に薬物に頼る
傾向も強いのではないかと思います。

薬物依存症とは、その薬物の効果を体験するために過剰な摂取
が続き、精神的、身体的、社会的に障害が起こることをいいます。
その薬物を摂取することが、他の多くのことよりも大切になるわ
けです。薬によって得られる気持ち良さを何よりも望むようにな
ります。

薬物依存症に侵されると、被害妄想や幻覚にさいなまれます。
薬が切れると倦怠感や抑うつ感に襲われて、喜びなどの人間的
な感情が失われていきます。自分の感情をコントロールできなく
なってしまうばかりか、人格破壊がおき、社会生活ができなくなり
ます。

主な薬物と乱用の影響をあげてみましょう。

@シンナー

主成分はトルエン。頭痛、大脳の萎縮、全身倦怠感、視力低下、
失明、咳、嘔吐、貧血、生殖機能の低下、タンパク尿、手足の震
え、発育不全、フラッシュバック(乱用を止めた後も、何らかの刺
激で精神障害が起きる現象)など。歯もボロボロに。

A覚醒剤

「S」「スピード」「アイス」ともいう。特に強い依存性があり、大量に
摂取すると死亡する例もある。精神障害、幻覚、妄想、血圧上昇、
瞳孔散大、食欲抑制、静脈炎、フラッシュバックなど。

BLSD

「アシッド」「ペーパー」「ドラゴン」ともいう。強い幻覚作用、精神障
害を起こす例もある。日本では医療でも使われない。

C大麻(マリファナ)

「ハッパ」「グラス」「チョコ」ともいう。精神障害、肺ガン、
染色体異常、感覚異常、興奮、無気力状態、妄想など。精神依存
性がある。

D向精神薬

睡眠薬や精神安定剤、中枢興奮薬など。ほとんど医師の処方箋
が必要。脳、気管支、肺、心臓への弊害、感情不安定、歩行失調
など。
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薬物は一度経験するとなかなか身体から消すことができません。
個人差はありますが、ストレスの多い現代社会では誰もが薬物依
存症になる危険を持っています。「たった一度でも危険なのだ」と
いうことを、強く認識していただきたいと思います。

10月の「ひとこと」

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