| さかさまつげ(内反症)とは、まつげが目に触れてしまう状態を言います。 さかさまつげにも種類があり、赤ちゃんのさかさまつげのほとんどは睫毛 内反といわれるもので、下まぶたに多く見られます。下まぶたの睫毛内反 は、下まぶたの余り気味の皮膚のひだが、まつげを内側に押してしまうた めに起こります。 症状は、まぶしがる、涙が出る、目をこする、目やにが出るなどですが、 内反がある程度強ければ充血も見られます。5、6歳の子供では異物感や 痛みを訴えることもあります。 眼科で検査をしてみると、黒目(角膜)に傷が発見されることがあります が、角膜の細胞は何層もあるので、傷が浅ければ問題はほとんどありま せん。 赤ちゃんのさかさまつげは、程度が軽ければ成長につれて自然によくなる ことが知られています。すなわち、2歳くらいまでに軽快、あるいは消失 する可能性が高いのです。したがって、目やにや充血が出たときには眼科 を受診して感染予防の抗菌剤や角膜保護の目薬を点眼しながら、成長を 待ちましょう。 程度が重い場合は、角膜中央に傷がついたり、涙液層(目の表面にある、 油・水・粘膜からなる涙の層)が乱れたりするため、正常児に比べて視力 が良くないことがあります。また、乱視が強かったり、近視の進行が早く なる可能性が最近の研究でわかっています。このように程度が重い場合 や3歳を過ぎても症状は変わらないときには、完全な自然治癒は望めま せんので手術が必要になることもあります。この場合は、専門医の指示 に従うことをお勧めします。 (参考:読売こどもクリニック34) |