妊婦と麻疹ワクチン

麻疹は子供の病気と考えられがちですが、大人もかかることがある怖い
病気です。幼児期に麻疹ワクチンの接種を受けた中高生や大人の中に
も時々麻疹を発病する人がいるのです。
これは麻疹ワクチンを接種して得られた免疫が弱くなったためと考えら
れています。そのため、子供の頃に麻疹ワクチンを接種した女性が妊娠
した時に免疫が弱くなっていれば、生まれてくる子供は母親から十分な免
疫がもらえないため、乳幼児期前半に麻疹にかかる可能性があるので
す。

これから子供を生もうとする女性は、子供のころに麻疹ワクチンの接種
を済ませていても、もう一度接種を受けることで、自分自身を麻疹から守
ることができ、生まれてくる子供にも強い免疫を与えることも期待できま
す。

ただ、生ワクチンを注射した場合、軽い麻疹にかかった状態になります
ので、母体や胎児に悪影響を及ぼすことはありませんが、十分な抗体が
得られ免疫力が高まるまでの2ヶ月間は避妊しなければなりません。
一度麻疹ワクチンを接種した人に時間をおいて再び接種したとしても、
問題となるような副作用はありません。人によっては注射部位が赤く腫
れることがありますが、数日でひきます。

日本では普通、満1歳を過ぎた子供に麻疹ワクチンは接種されています
が、乳児期に麻疹にかかる恐れがあると思われる場合には、生後9ヶ月
を過ぎていれば接種が可能とされています。ただし1歳前に接種を受け
た場合は強い免疫を作れないので、生後1歳を過ぎてから再度接種をす
ることが勧められています。この場合、満1歳を過ぎてから受ける2回目
の摂取は公費負担で受けられますが、誕生日前に受ける1回目は自費
接種となります。             (参考:こどもクリニックbP5)

赤ちゃんの予防接種」「妊婦のワクチン接種」なども参考になさってくだ
さい。 

5月の「ひとこと」

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