プロトピック軟膏使用上の注意

プロトピック軟膏の添付文書が手に入りました。この軟膏は医師
の処方のみで使用され、一般には販売されませんので、添付文
書は皆さんの手に届かないと思いましたので、ご参考までに掲載
することにいたしました。
なお、患者さん向けには「患者のみなさまへ」という注意書きが添
えられるようですので、それも合わせて掲載いたします。

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添付文書の概要

【効能・効果
 アトピー性皮膚炎

【用法・用量】
 通常、成人には1日1〜2回、適量を患部に塗布する。なお、1
 回あたりの塗布量は5gまでとする。

(用法・用量に関連する使用上の注意)
@皮疹の増悪期には角質層のバリア機能が低下し、血中濃度
 が高くなる可能性があるので、本剤の使用にもかかわらず2週
 間以内に皮疹の改善が認められない場合には使用を中止する
 こと。また、皮疹の悪化を見る場合にも使用を中止すること。
A密封法及び重層法での臨床使用経験はないので、密封法及
 び重層法はおこなわないこと。
B1日2回塗布する場合はおよそ12時間間隔で塗布する。

【使用上の注意】
1.慎重投与

@腎障害、高カリウム血症のある患者は、腎障害、高カリウム
 血症が悪化する可能性がある。
A高度の肝障害のある患者は薬物代謝機能が低下し、本剤の
 血中濃度が上昇する可能性がある。

2.重要な基本的注意

@腎障害が発現する可能性があるので、本剤使用開始の2〜
 4週後に1回、その後は定期的に腎機能検査を行い、異常が
 認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行
 うこと。
A本剤には使用後、一過性に皮膚刺激感が高頻度に認められ
 るが、通常、皮疹の改善とともに発現しなくなるので、皮膚刺
 激感があることについて患者に十分説明すること。
B皮膚感染症を伴うアトピー性患者には使用しないことを原則
 とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、感染部
 位を避けて使用するか、あらかじめ適切な抗菌剤、抗ウィルス
 剤、抗真菌剤による治療を行う、もしくはこれらとの併用を考慮
 すること。

【警告】

@潰瘍面(掻破痕を含む)に使用した場合、血中濃度が高くなり、
 腎障害等の副作用が発現する可能性があるので、潰瘍面(掻
 破痕を含む)を有する患者では、あらかじめステロイド外用剤
 等で治療するなどの処置をし、潰瘍面(掻破痕を含む)の改善
 を確認した後に本剤を使用する。
A低出生体重児(未熟児)、新生児、乳児、幼児または小児では
 本剤の使用経験がないため、経皮吸収については不明であり、
 安全性も確立していないので使用しないこと。

【相互作用】
本剤使用中に紫外線療法を行わないこと。(皮膚腫瘍の発生が
高まるため)
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以上です
次に患者さんに渡される注意文書を掲載します。

【患者のみなさまへ】

@次の場所については塗らないこと。
・ひっかき傷、皮膚がジュクジュクしている部分
・おできやにきび
・皮膚以外の部分(口や鼻の粘膜など)や外陰部

Aこの軟膏は1日に1〜2回適量を患部に塗りますが、1回に
 塗る量は5g(チューブ1本)までにしてください。

B妊婦または妊娠している可能性のあるかたは塗ってはいけ
 ません。

Cこの軟膏を使用中のかたは授乳を避けて下さい。

Dこの軟膏を塗る前によく手を洗い、清潔にしてからお使いく
 ださい。また塗り終わった後は、塗った指をきれいに拭いて
 ください。

Eこの軟膏を塗った直後しばらくの間、かゆみが出たり、ほて
 り感やヒリヒリ感などの刺激感がよく起こります。また入浴時
 にこの刺激感が増強することがあります。これらの刺激感は、
 この薬が効いて、皮膚の状態が良くなるにつれて、普通1週
 間位でおさまりますが、刺激感がひどい場合や刺激感が無く
 ならない場合、また塗った患部が腫れてきたような場合など
 には医師・薬剤師にご相談ください。

Fこの軟膏を2週間塗り続けても、症状がよくならない場合は、
 塗るのをやめて、医師・薬剤師にご相談ください。

G目のまわりに塗る場合には目に入らないように気をつけて
 ください。万一目に入った場合は、直ちに洗眼してください。

Hこの軟膏を塗っている間は塗った患部を長時間、日光にさ
 らさないように注意してください。また、日焼けランプや紫外
 線ランプも使用を避けてください。

12月の「ひとこと」

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