生活習慣病(高血圧)

Q1.高血圧とはどのような状態ですか

A1.血圧は心臓のポンプ作用(収縮と拡張)によって送り出された
   血液が、血管の壁に与える圧力のことです。心臓が収縮して
   血液が送り出されるときに最も高く(上の血圧:収縮期血圧)、
   全身を循環した血液が心臓に戻り、心臓が拡張した時に最も
   (下の血圧:拡張期血圧)低くなります。これらの血圧が正常値
   を超えた状態が高血圧です。

Q2.高血圧の判断基準は
   WHO/ISHガイドライン(1999)は次のものです。
  

分類

収縮期血圧(mmHg)

拡張期血圧(mmHg)

至適血圧

<120

<80

正常血圧

<130

<85

正常高血圧値

130〜139

85〜89

グレード1高血圧(軽)

140〜159

90〜99

境界域高血圧

140〜149

90〜94

グレード2高血圧(中等)

160〜179

100〜109

グレード3高血圧(重)

>180

<90

収縮期高血圧

>140

<90

境界域高血圧

140〜149

<90

Q3.高血圧の原因

A3.高血圧は本態性高血圧と2次性高血圧に分類されます。ここ
   では高血圧患者の約90%以上を占める本態性高血圧につい
   て紹介します。
   本態性高血圧の原因は不明ですが、遺伝的な要因や生活習 
   慣などの環境要因が複雑に絡み合って発病すると考えられて
   います。
   高血圧の原因の一つと考えられる悪い生活習慣とは、
     
     @塩分の取りすぎ
     A肥満
     Bストレス   
     C運動不足
     D喫煙
     E過度の飲酒   などです。

Q4.高血圧の自覚症状がないのですが

A4.高血圧(本態性)は、ほとんどの場合自覚症状が現れません。
   しかし、自覚症状がないからといってそのまま放置しておく
   と、高血圧により全身の血管の壁が硬くなる現象が起こり、
   動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進展すると脳卒中や
   虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)を起こし、命にかかわる
   ことがあります。

Q5.高血圧にはなぜ塩分がいけないのですか

A5.塩分を多く摂取すると体内にナトリウムが貯留し、体液量が
   増加します。同時に血液中の水分量も増加し、末梢血管への
   圧力が増大して血圧が高くなります。従って、食塩の摂取を
   減らすことが逆に高血圧の予防・治療につながります。高血
   圧を予防・治療するためには、正常な血圧の人でも8g、高
   血圧の人は1日6g程度におさえるように心がけることが大
   切です。
                (参考:PHRMAVICION VOL.4)

高血圧治療のガイドライン」「生活習慣病(総論
生活習慣病(高脂血症)」なども参考になさってください。

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