タバコの害

1:タバコの魔力

喫煙者がタバコを吸う理由は、さまざまですが、快感、刺激、習慣
などでしょう。いずれも主成分である、ニコチンがもつ薬理作用に
よるものです。ニコチンは非常に体に吸収されやすい物質で、最初
の一服からわずか30秒で、血液中のニコチン量が増えると言われ
ています。

2:タバコの害

例えば、初めてタバコを吸った時、多くの人が咽だり、咳き込んだ
り、頭がクラクラして気持ち悪くなったりしたと思います。それはタバ
コの煙に含まれている200種類以上もの有害物質のせいです。

@ニコチンの害

タバコを吸うと煙の中のニコチンが肺に入り、それが毛細血管か
ら吸収されて全身に運ばれます。その速さは、わずか7秒で脳に
達するほどです。ニコチンは自律神経を刺激して血管を収縮させ
るので、その結果皮膚の温度が下がるほか、せきやたん、動悸、
息切れ、頭痛、食欲不振、吐き気や嘔吐を引き起こします。

Aタールの害

タールとは一般に「やに」と呼ばれている物質で、喉頭がんや肺ガ
ンなどのガン、気管支炎、脳血栓や脳梗塞、胃・十二指腸潰瘍、
動脈硬化、肺気腫などの原因になります。タールの中には発ガン
物質が60種類以上も含まれています。

B一酸化炭素の害

喫煙によって一酸化炭素が体内に入ると、酸素より早く赤血球と
結合してしまいます。しかもいったん結合するとなかなか離れない
いため、脳をはじめ、全身に運ばれる酸素の量は減り、活動がに
ぶることになります。一酸化炭素によって起こる酸素不足は、血
管壁を傷つけます。また、ニコチンの作用による血管収縮で血流
量も不足するために、心臓にも負担をかけています。

3.非喫煙者への影響

よく「喫煙者よりもそばで煙を吸っている非喫煙者の方が害が大
きい」ということが言われています。タバコの煙には主流煙と副流
煙があり、主流煙は喫煙者が吸う煙で、副流煙は喫煙者が手に
持ったり灰皿に置いたりしているタバコから出る煙をいいます。
実はこの副流煙のほうが有害です。 

以下に「主流煙を1とした副流煙の有害度」を示します。
・タール     3.4倍
・ニコチン   2.8倍
・一酸化炭素 4.7倍
・二酸化炭素 1.3倍
・アンモニア  46.0倍 

4.喫煙によって現れる症状

@目 視力低下・白内障
A口 口臭
B歯 黄ばみ・歯石
C心臓 動悸
D気管支 咳・たん・声がれ・息切れ
E胃 胃痛・食欲減退
F手足 しびれ
Gつめ 黄ばみ
H肌 血行不足による肌荒れ・黒ずみ・シミ

5.喫煙によるビタミンCの不足

タバコを1本吸うことでビタミンCが約70mg 破壊されると言われて
います。成人の1日における所要量は50mg とされていますがタバ
コ1本で1日の必要量のビタミンCが失われてしまうことになります。
ます。ビタミンCが不足することで体内に過酸化脂質が増えること
になり、臓器への負担や体臭の発生にもつながります。
                    (参考:健康ウォッチ No.183)

1月の「ひとこと」

「こらむ」と「ひとこと」項目別