貧血の予防

成人女性では10人に一人が鉄欠乏性貧血といわれており、太る
ことを気にして必要な糖質や脂質まで減らすことによる弊害が出
ています。40代以降では子宮筋腫による出血が原因の貧血も
増えています。高齢者は食欲の減退などで必要な栄養が摂取で
きず、貧血を招くこともあります。

貧血の改善に最も必要なのは、造血のための鉄分を積極的にと
ることです。ヘモグロビンは鉄色素とタンパク質から成り立ってい
るので、タンパク質の摂取も大事です。造血作用のあるビタミン
12・B・B、鉄分の吸収を良くするビタミンCも組み合わせて
摂るとよいでしょう。

【鉄分の多い食品】

レバー類(牛・豚・鶏)、牛肉もも、豚肉もも、鶏肉もも皮なし、大
豆、インゲン豆、アズキ、エンドウ、シジミ、アサリ、ハマグリ、カ
キ、ワカサギ、マグロ赤身、イワシ、緑黄色野菜、ヒジキ、もずく
など

【良質タンパク質の多い食品】

鶏卵、鶏肉、アジ、タラ、マグロ、豆腐、納豆、牛乳、プロセスチ
ーズなど

【ビタミンB12の多い食品

レバー(牛・豚)、牛肉、豚肉、卵黄、チーズ、粉乳、納豆

【ビタミンBの多い食品】

レバー(牛・豚)卵黄、緑黄色野菜、春菊、ホウレンソウ、ニラ、
セロリ、干しシイタケなど

【ビタミンBの多い食品】

牛レバー、鶏肉、サケ、ヒラメ、イワシ、バナナなど

さらに、鉄分吸収をよくするには胃腸を活性化させることです。
よくかんで楽しく食事をしましょう。胃酸の分泌を活発にする酢
や柑橘類などの酸味も食事に取り入れましょう。

食習慣の改善を

1)朝食をしっかり摂る

朝食は身体を活性化し、午前中の活力になります。朝食抜きの
人はせめて牛乳1杯飲むことから始めましょう。パンとコーヒー
ならコーヒーを牛乳に変え、卵と果物を加えるとよりよくなります。
ご飯に具だくさんの味噌汁、納豆の組み合わせなども良い見本
です。

2)レバー以外にタンパク質を

鉄分といえばレバーですが、それ以外にも肉類や魚の血あいに
多く含まれています。肉や魚、卵、乳製品、大豆などの豆類はタ
ンパク質だけでなく鉄分も多く含んでいるので、これらも適宜摂る
とよいでしょう。

3)肉、魚に野菜を組み合わせて

4)外食、市販の惣菜利用

食事は単品にせず、外食でも定食やセットメニューなどで多種の
食品を摂りましょう。

鉄欠乏性貧血について

体の中の鉄分が不足したために起こる貧血です。
全身の細胞が活動するためには酸素が不可欠ですが、血液中
の赤血球に含まれるヘモグロビンは、その酸素をすみずみまで
運ぶ役目があります。

ヘモグロビンの主要成分が鉄分で、不足するとヘモグロビンが
うまく作れなくなります。

ヘモグロビンが減ると酸素を運ぶ能力が低下するわけですで、
そのため、めまい、どうき、息切れ、立ちくらみ、頭痛、肩こり、
疲れやすいなどの症状がでてきます。朝起きにくい、なんとなく
だるいなど、すぐには貧血と分からない症状もあります。

ヘモグロビンの濃度は血液1dlに含まれるヘモグロビンの量で
表されます。女性は12g(妊婦は11g)以下が貧血と診断され
ます。

        (参考:健康と療法の全書、社会保険法規研究会)

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