遅発性筋肉痛の予防

たまのスポーツで過激に体を動かした後、遅れて出る遅発筋肉痛の原因の
一つに「筋肉内の乳酸蓄積」がありますが、最近では「損傷・炎症説」が有
力となっています。
確かににんにくを動かすと乳酸が作られ、それも階段を上がるような筋肉
が縮まる雲土運治多く出ます。ところが、遅発性筋肉痛は乳酸量の少ない、
階段を下りる際のような筋肉が引き伸ばされる運動に出やすいのです。そ
の上、筋肉痛が出始める24時間後の乳酸は、すでに運動前に戻っている
ことが確認されています。

現在、有力となっている筋肉の「損傷・炎症説」は激しい運動によって筋繊
維や、その結合組織が損傷するので、それを修復するために炎症が生じ
て痛むと考えられるものです。
損傷といっても筋肉が断絶するような強いものではなく、顕微鏡で見られる
微細な変質と報告されています。その筋肉を動かさなければ痛むことはな
く、運動を続けても回復が遅れたり痛みが増したりはせず、むしろ軽減する
ことが知られています。
この説による改善法は事前のトレーニングと考えられています。
遅発性筋肉痛になった運動を1週間後に再度行って痛みはほとんど出ませ
ん。2週間後でもほとんど出ないのです。その機序を理解して、きついスポ
ーツや登山などを予定している場合、酷使する筋肉を2週間前位に動かし
ておくと遅発性筋肉痛が避けられることになります。ただし、4週間前では
効果が無いことが報告されています。

事前のトレーニングによる予防ほど劇的ではありませんが、アミノ酸の効
能も注目されています。運動の前後に混合アミノ酸を摂取したところ、摂取
群のほうがそうでない群より筋肉の損傷が少なく、遅発性筋肉痛が抑えら
れたという報告があります。     (参考:読売新聞健康Note)

慣れない運動をするときには事前に体を動かす準備し、やりすぎないこと
も大事です。もし1週間経ても痛みが軽くならない場合は、ほかの原因が
あるかもしれないので注意が必要です。

10月の「ひとこと」

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