頭痛の特徴

頭痛には命に関わる怖い頭痛と、放置しておいても自然に治る慢性頭痛
とがあります。慢性頭痛には「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」など
がありそれらは慢性頭痛のページを参考にしていただきたいのですが、
ここではそれら以外の頭痛の特徴を書き記します。

【薬剤誘発性頭痛】

薬剤誘発性頭痛は頭痛の治療薬であるNSAIDやエルゴタミン、トリプタン
などの長期連用によって生じます。その他の頭痛を起こしやすい薬剤と
して、抹消血管拡張剤、カルシウム拮抗剤、β受容体遮断薬、抗ヒスタ
ミン役、アンギオテンシン変換酵素阻害薬があります。これらの連用に
よって痛みの閾値が低下して頭痛が慢性化し、それに対してさらに薬剤
を飲むという悪循環が生まれると考えられています。国際頭痛学会の診
断基準によれば、アスピリンなら1ヶ月に50g以上内服している場合が
該当します。(市販のバファリンを1日5錠、毎日服用すると1ヶ月で50g
となります)、
治療は原因薬剤の服用を中止して予防薬を中心とした治療を行います
が、一度発症してしまうと治療が難しい場合が多いです。したがって、市
販薬を自己判断で連用することがないようにする必要があります。こうし
た医原性の頭痛を防ぐためにはトリプタンやHSAIDsなどの発作性治療
薬の服用回数は、月10回以内にコントロールすることが大事です。

【アイスクリーム頭痛】

アイスクリームなど冷たい食べ物を食べたときに頭がキーンと痛くなる
のがアイスクリーム頭痛です。口の中の刺激が三叉神経を伝わって前
頭部の痛みとなって現れます。
その他、ホットドック頭痛(亜硝酸塩を加えた肉)、中華料理店頭痛(グ
ルタミン酸を含む食品)と呼ばれるものもあります。

【二日酔いの頭痛】

二日酔いの頭痛は、アルコールにより血管が拡がったために起こる血
管拡張性の頭痛です。アセトアルデヒドが血管のバリアを壊し、血管を
障害する物質を進入させてしまうために起こるものです。消炎鎮痛剤も
効果がありますが、飲みすぎないことが一番です。
                           (参考:薬壺 237)

片頭痛の予防」「片頭痛を予防する食事と誘発する食物
片頭痛の病態と治療」「鎮痛剤で頭痛が悪化」などのページも参考に
なさってください。

6月の「ひとこと」

「こらむ」と「ひとこと」項目別